7月にJETプログラムでアメリカから来校したDaniel Hoang Nguyen(ダニエル・ホァン・グィン)先生が少しずつ活躍の場を広げています。高校1年生の教室に行って話しかけてみたり、文化祭では後夜祭に本校教 員とともに出演したりしています。また、放課後の講座「English Speaking Time」を開設し、生徒が自由に参加できてコミュニケーション能力を高めていける指導を始めています。さらに、英語が全く苦手な教職員対象の英会話講座 も始めて、校長を先頭に幹部教職員も率先して参加しています。私も久々に生徒になり、恥をかきつつみんなと学ぶ新鮮な喜びを味わっています。

先日は大学を推薦で受験する生徒が確定し、私から今後の心構えについて話をさせてもらいました。多くの大学から指定校推薦の枠は頂きましたが、今年 は指定校推薦24名、AO・公募・スポーツ推薦40名。話を聞く態度は例年以上に立派で、大変嬉しかったです。この生徒達ならばきっと期待に応えてくれ る……そんな思いが脳裏をよぎりました。その一言を生徒の前で言ってあげられなかったことが悔やまれました。受験をがんばること、大学入学後も足立学園の 生徒として後輩に範を見せられるようにすること、クラスのまだ合格をもらえていない生徒のために最後までみんなで励ましあうことをお願いしました。

そろそろインフルエンザの季節にもなってきました。例年受験生をはじめ多くの生徒が予防接種を受けていることと思いますが、今年は学校で感染症予防 対策の取り組みを強めています。とりわけ、出張型インフルエンザ予防接種を希望者対象に取り組んでいます。現在は約700名の生徒が申し込んでいます。ま た、日頃より流水による石鹸での手洗い、うがいの励行、ハンカチの携帯、マスクの着用等を呼びかけています。具合の悪い時は休んで他人に感染させないのも マナーの一つ。そうしたことをみんなが守って、インフルエンザによる学校閉鎖も学級閉鎖も出さないのが今年の目標です。もちろん罹患者数が基準を超えれば 学級閉鎖はします。でも一人ひとりが意識して規則正しい生活、健康管理に留意すればきっと達成できると思います。

いよいよ11月。中旬には中学3年生が京都・奈良の修学旅行に出かけます。今年は例年より紅葉が早く、きれいなようです。小倉百人一首の中にも

小倉山 峰のもみぢ葉 心あらば

今ひとたびの みゆき待たなむ

と詠んだ藤原忠平の歌があります。私にはどんな景色を見せてくれるのかと思いを馳せながら、天龍寺や常寂光寺を訪ねてみたいと思います。

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