2年生は館山に校外理科研修に行ってきました。メインは沖ノ島での海洋学習ということで、
事前学習で美しい砂浜や海の画像を見たときから、皆行くのを楽しみにしていました。
しかし天気予報は降水確率90パーセント!月曜日からだんだんと教室にてるてる坊主が増えて
いきました。
その効果があってか?当日はとりあえず晴れ。ただし強風です。まず赤山地下壕に行きました。
館山は戦時中の首都防衛の要として、現在でも多くの防空壕が残っています。赤山地下壕は
全長1.6キロで巨大迷路のようです。入口でヘルメットを借り、真っ暗な中を、「霊が見える!」
など若干?かなり?大騒ぎをしながら進みました。写真に何か見えているでしょうか?
沖ノ島は関東大震災の影響で本州との間が隆起して地続きになりました。地続きになった部分は
砂州になっていて遮るものがなにもありません。風がビュウビュウ吹きつけます。ガイド
をしてくださる海辺の鑑定団さんのもと出発です。森に入ると途端に風が来なくなり、木の偉大
さを思い知らされます。砂鉄を集めたり、洞窟に入ったり、植物や生物を観察したり…途中で
スコールのような雨が降ってきてびしょぬれにもなりましたが、鑑定団さんが「これも自然の
恵み。雨が降って海になるのです。」とおっしゃったことが理解できたような気がしました。
最後は少し雨も上がって、浜辺でビーチコーミングです。タカラガイやヒトデ、カニ、カモメの
頭蓋骨など、なかなか面白いものを発見している人も多かったです。クジラが漂流してきたこと
もあったそうですよ。
どきどきはらはら大変な一日でしたが、目いっぱい楽しんで学習できました。これを日頃の学校
での授業とも結びつけて、ぜひ自分のものにしていってほしいです。
(清水)