「コミュニケーション上手になろう!―自分も友達も大切にする上手な気持ちの伝え方―」

 

中学1年生に実施した、今年度第1回目の心理教育について報告します。第1回目は中学1年生の夢合宿でスクールカウンセラー鈴木が行いました。

授業の主なねらいは、①気持ちを言葉で伝えることの大切さに気づく、②ただ伝えるのではなく言い方によって相手の気持ちが変わることを知る、③メールのマナーを学ぶ、という3点でした。自分も相手も気持ち良くなるような「にこ-にこ(win-win)になる伝え方」を学びました。具体的な場面を紹介して理解してもらう為に、各クラスの担任の先生が生徒役になって劇を行ったりしました。また、生徒ひとりひとりが自分だったらどんな風に表現するかワークシートに記入して、上手な気持ちの伝え方を考えて練習しました。メールのマナーについては、メールによる誤解をなくすために、「分かりやすく、ていねいに書く、強い言葉、紛らわしい言葉は使わない」ことを具体的な実例を使って学びました。

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生徒に実施した事後アンケートでは、100%の生徒が「授業は役に立った」「興味を持って授業を受けた」「メールのマナーを理解できた」と答え、96%の生徒が「授業で学んだことを自分でも使ってみたい」と答えてくれました。

また、授業後の感想では「友達に自分の気持ちを伝えるのが苦手なので、今日の授業を受けて友達とのつきあいに参考になった」「今までは相手の気持ちを考えていても、言ってしまった事があって、相手を傷つけてしまったかもしれない」のように、これまでの自身の伝え方を振り返ったり、上手な気持ちの伝え方をしていきたいと書いてくれた生徒が多くいました。

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