2学期中に、2時間の連続授業として、中学生を対象にいじめ予防教育「STOP!!いじめ!―中学生のいじめを考える」が行われました。

授業では、①いじめの体験が心に深刻な影響を及ぼすことや、いじめの4層構造を理解し、それぞれの立場でいじめを防ぐには何ができるのかを考える、②いじめを「お互いの人権を守る」という視点でとらえ、自分たちの言葉で人権擁護の標語をつくる、という2点を行いました。最後に、人権擁護の標語を各自が考えました。

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生徒に実施した事後アンケートでは、98%の生徒が「興味を持って授業を受けた」「授業は役に立った」「いじめの四層構造がわかった」「相談できる人を見つけようと思った」と答えました。また、100%の生徒が「「いじめをしない」とは「お互いの人権を守る」ということであると理解できた」「仲介者になろうと思った」と答え、96%が「いじめ防止のためにできることを考えた」と応えました。一部の生徒にとっては、「いじめを防止するためにできることを考える」ことが難しかったようでしたが、「仲介者」になろうという意識を全ての生徒がもったことが伺えました。

生徒の感想から、「いじめは改めてとてもいけない事だというのがわかった。仲介者となっていじめをとめたい」「いじめられている現場を見過ごすだけでも加害者となってしまうので、もしそういう現場を見かけたら先生もしくは大人に言ったり、加害者と被害者の間に入るなどの行動をしたいと思った」「自分の行動を一つ一つ考えてから行動しようと思った」といった意見が見られました。この授業が、生徒一人ひとりがいじめについて改めて考える機会になったことがうかがえました。

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