「命の授業」~幸せな生き方とは?

 

9月23日(金)の放課後、株式会社ティアの代表取締役社長である冨安徳久さんの夢達人ライブが実施されました。冨安さんは、「ご遺族の悲しみに寄り添った葬儀を提供する」という葬儀業界を目指して葬儀社として起業され、中部地方初の葬祭上場企業に育て上げた起業家でいらっしゃいます。葬儀ビジネスを通じて「命」と本気で向き合って来た冨安さんだからこそ語れる「命」や「幸せ」の考え方について語っていただきました。

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冨安さんは先ず、ご自身が育った環境や、両親や祖母から受けた教えについてお話しされ、それらが自分の生き方や考え方にどう影響してきたかをお話しされました。それから、冨安さんが考える幸せについてお話しされました。『竜馬がゆく』(司馬遼太郎著)の中から「人として生まれてきたからには何か成すべきことがある」という考え方や、福沢諭吉の教訓から「一生涯やり続けたいと思える仕事に出会えることが幸せ」という考え方などを紹介され、「幸せとは今あるものに気付くこと」とお話されました。お話しの中では、ルールを守ることの大切さや、読書が想像力を育むことなど、生活面や学習面でも役立つ話がたくさんあり、生徒達は盛んにメモを取っていました。

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講演の最後には、質疑応答の時間がありました。生徒からは、進路に対する考え方が両親と違うことの悩みや、起業体験やゼミ活動でのリーダーとしての悩みなどに関する質問が飛びだし、冨安さんは、「親の期待に応えることより、自分自身に期待し続けることが大切だ」、「リーダーは何のためにその活動をやるのかという理念をメンバーに発信し続けることが大切だ」といったアドヴァイスを、一人一人に丁寧に答えて下さいました。

生徒たちは、この講座を通して「命の大切さ」を再認識するとともに、「自分にとっての幸せな生き方とは何か」「リーダーにとって大切なことは何か」ということを考える良い機会になったと思います。

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最後に生徒たちの感想の一部を簡単に紹介します。

 

・今を生きていられることが幸せだと気付きました。これから、どんな高い壁があってもあきらめず乗りこえていきたいと思いました。どんなこともできると信じて前を向いていこうと思いました。

・一番印象に残った言葉は「生き方を決めたときからが大人」です。まだ中学生ですが、あわてずに生き方を決めて、その生き方に努力していきたいです。

・「自ら行動していかないと、見えてくるものも見えてこない」という言葉が一番心に残りました。これからは自分でしっかり行動していきたいと思いました。

・私の中では大学を卒業しなければならないと考えていましたが、お話しを聴いて、実は強い思いや他人を思う気持ちが大切だということがわかりました。楽観的であることが大切ともおっしゃっておられたので、その気持ちを持って留学に臨みたいと思います。

・「涙を流せる仕事がしたい」という冨安さんの思いにとても感動したし、自分もそうでありたいと思った。これから受験を控える身だが、もう一度自分の在り方を考えたい。

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