10月2日(火)15:30~17:00に、中学1~3年生を対象とした理事長先生による「お金科」の第1回講義が行われました。

 

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実社会において、多くの問題・トラブル・欲や悩みは「お金」に関連したことがほとんどです。しかし、その「お金」と中高生が正面から向き合い、学ぶ場はなかなかありません。今回のお金科講座は、『お金をコントロールし、豊かな人生を送るために』というテーマで「お金の仕組み・現実・怖さ・大切さ」について学び、お金に対する「心掛け」を学ぶ、生徒たちにとっても大変有意義な講座となりました。
喜劇王チャールズ・チャップリンの「人生に必要なものは、 勇気と想像力。それと、ほんの少しのお金です」という言葉から授業はスタートしました。そして、私たちの使っているお金はどのように世の中を回っているのかについて、年代別の貯蓄状況や刑法犯罪種別認知件数のデータなどを素にお金の現実について学びました。また、お金はある程度持っていれば自分がやりたいことをやることができ、困ったときに助けてくれる優れものですが、欲が強くなればなるほど、お金が原因でトラブルが起こったりしてしまう恐れがあることも同時に学ぶことができました。自分の欲におぼれずにその欲を一定に保ち、無駄遣いを減らしてお金を貯めながら、上手にそのお金を使っていくことが重要であること、今回の講座のテーマが徐々に生徒たちの中に浸透していきました。

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お金は、貯蓄の目標額や期限を決め、逆算し、細かな計画を明確にすることで、自分でコントロールできるようになることを聞いて、夢実現のための道のりと一致すると生徒たちは感じていたようでした。そして、お金は稼いで、貯蓄するだけでなく、積極的に自分自身に投資し、自らの成長につなげていくことが大切だとわかりました。
生徒たちは今回の講座を通じて「お金の仕組み・現実・怖さ・大切さ」について学びましたが、最後に少し意外なメッセージを理事長先生からいただきました。「人生においてお金がすべてではなく、実は、お金で買えないものこそが最も大切である」というメッセージです。生徒たちは、「お金」とちゃんと向き合うことで「お金以外の大切なもの」に気づくという不思議な感覚と深い学びを得られたようでした。次回、3学期の講座ではよりテーマを絞って「お金」について学んでいきます。

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郁文館の中学生は、時間のコントロールは「夢手帳」で、お金のコントロールは「お金科」で学んでいきます。希望すれば、高校生になって『起業塾』でより具体的・実践的にお金や経営について学び、実際に起業することができます。生徒たちも、今後の展開がますます楽しみになったようでした。

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