生徒が待ちに待った体育祭が、5月1日・2日に実施されました。

郁文館の体育祭のテーマは「一生懸命はカッコいい」です。開会式では、渡邉理事長より、「参加選手はもちろんのこと、応援する生徒、運営する生徒までそれぞれが主役として輝いてほしい。全員がど真ん中で、グラウンドの隅から隅まで使って、めいいっぱい楽しんでほしい。」というメッセージが送られました。

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今年は、棒引きや騎馬戦、台風の目などの毎年恒例のプログラムに加え、郁文カウボーイズという新種目が追加されました。騎馬を組んだ生徒らが、カウボーイのように投げ縄を使い、段ボールで作られた牛の上から巨大な牛乳パックを落とすという斬新な種目で、牛乳パックめがけて力強く縄を回す仲間に、応援席から大きな声援が飛び交いました。

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名物の「中学3年生によるソーラン節」や「グローバル高校によるハカ」は圧巻でした。体育祭を見に来ていた保護者からは「中高生とは思えないほど迫力がある」と感嘆の声があがり、グラウンドがざわめきました。本気で取り組んだ努力の成果が発揮され、一体感がありながらも、生徒1人ひとりの個性が光る迫力のある演舞となりました。

 

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また郁文館の体育祭は、チアダンス部、ダンス部による演舞披露の場があります。競技に奮闘していた生徒たちの雰囲気をガラッと変え、体育祭を華やかに盛り上げました。

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ここ数年は、コロナウイルスの影響で、思いっきり体育祭を楽しむ経験ができていない生徒も多いのではないかと思います。そんな中、今年は両日程ともに、大きな声援が響き渡り、白熱した戦いが繰り広げられました。

 

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優勝は白団の「unicorn white」でしたが、誰一人力を抜くことなく、一生懸命に取り組む姿に教職員一同熱い思いを感じる今年の体育祭でした。

先日、図書委員会にて、一般社団法人ワーキングバリアフリー様より感謝状をいただきました。

郁文館では、SDGs活動の一貫として、昨年度より『ジョブボン』活動に参加しています。
ジョブボンとは、その名の通り「JOB(仕事)+本」。
役目を終えた本を回収し、ネット通販で必要な人に届けます。このネット通販業務を支えるのが障がい者施設です。
障がいを持つ方々が中心となり、回収した本の仕分けやクリーニング作業を行うことで、本の販売代金は障がい者の方の工賃になり、本のリユースと就労支援の両方を実現する活動となっています。

沢山のご家庭の賛同をいただいて、昨年度は1,416冊の本が回収できました。
本を持ち寄ってくださった皆様、ありがとうございました。

今年度も図書委員会を中心に『地球にも社会にもやさしい図書館』を目指して、ジョブボン活動に取り組んでまいります!

ジョブボン

 4月17日から4月25日までの間、昨年も好評だった動物図書館を開催いたしました。

 動物図書館とは、その名の通り生物部と図書館のコラボレーションイベントで、生物部が飼育している動物が日替わりで図書館にやってきます。昨年好評だったニシキヘビ科のボールパイソンなどのお馴染みの動物に加え、フクロモモンガやウズラなど5種類の動物が初登場しました。
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 動物によっては触れ合いも可能で、生物部の部員による説明や動物関連の図書展示も行います。図書館に動物が登場するという異色のコラボ企画ですが、生き物に関心を持つきっかけ作りと、図書館に親しみを感じてもらいたいという2つの目的から実現した生徒発案のイベントです。動物図書館の開催中には、はじめて図書館を利用する新入生含め、多い時には約200人が来場し、6日間で800人以上の生徒が訪れました。

 2022年からスタートした新しい企画ですが、早くも生徒たちの待望の企画となっています。新たな動物のラインナップに目をキラキラと輝かせた生徒らで、今年も図書館がいっぱいになっていました。訪れた生徒だけでなく、毎日愛情を持って動物を育てる生物部の学生も、「動物博士として頑張る!」と開催初日から意気込み、集まった学生に活き活きと説明をする姿が印象的でした。

 イベントが終わったばかりですが、来年はどんな動物が登場するか、生徒も教職員も今からワクワク楽しみにしております。郁文館の図書館は、「本を借りるための場所」ではなく、「興味関心を生み出す知育の場」として生徒を巻き込んだ新たな企画を発信してまいります。

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 中学1年生が夢合宿に行ってきました!

 郁文館では、「夢合宿」という名の5〜10泊11日の集中合宿を、毎夏実施しています。日常の環境から離れて、大自然の中で過ごすために、長野県東御市の標高約1,100メートル地点にある「鴻夢館」という郁文館の研修施設で過ごします。

 心身ともにリラックスした環境で、同じ研修目的を共有する仲間と共に過ごすことで、集中力と学習へのモチベーションを高めながら、切磋琢磨することができます。生徒たちは、この環境で生活することで、基本的生活習慣の確立や他者との共同生活における協調性など、社会で生き抜いていくための人間力を育みます。

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 毎年、中学1年生の生徒たちは、入学式の翌日から夢合宿を行います。コロナ禍で実施することができなかった年もありましたが、今年は万全の感染対策を行い、5泊6日で実施いたしました。

 まず初日は、理事長講座を行いました。生徒たちは、幸せに生きる方法や夢の叶え方などを理事長から直接学びました。また、生徒に熱いメッセージとして印象強く残ったのは、「七つの約束」でした。七つの約束は、郁文生がそれぞれの人生を主人公として歩めるように「①笑顔で元気よく挨拶せよ、②約束を守れ嘘をつくな、③すべてに感謝せよ、④自らの夢のために限界をこえた努力を継続せよ、⑤損得ではなく善悪で判断せよ、⑥他人の喜び悲しみを共有せよ、⑦正しいと信じ決めたことは諦めず最後までやり遂げよ」という当たり前でありながらも常に心得るべきこととして、理事長が生徒に送った言葉です。運さえも味方につける人生を歩むために、最低限のことは約束しようと生徒がうなずく瞬間を見て、教職員も改めて重要性を再認識したお話でした。質疑応答では、目をキラキラと輝かせたたくさんの生徒たちが手を挙げ、たくさんの質問を通してより深く学ぶことができた講座になりました。

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 2日目はEQプログラムを行いました。チームビルディングを通して、仲間との関わり方や、目標達成までのプロセス作りを体験することが目的のプログラムです。今回は、「みんなが安心してチャレンジできるクラスを作ろう」を目標に、午前中はテニスコート、午後は室内で活動を行うなど、様々なアクティビティを行いました。入学してすぐの合宿だったため、まだコミュニケーションがとれておらず不安だった生徒たちの姿が一変し、明るくわいわいと楽しむ姿が見られました。このアクティビティを通して、自分のクラスのメンバーだけでなく、クラスをまたいで他クラスの仲間たちのことも深く知る機会となりました。

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 仲間との絆が深まり、少しずつやわらかい表情になってきた3日目と4日目には、農業体験と森林体験、HRを実施しました。

 農業体験では、有機野菜を育てるワタミファームの方からレクチャーを受けながら、緑肥の刈り取りと大豆の仕分け、堆肥捲きを行いました。実際に体験してみることで、有機農業の大変さを実感でき、美味しい食べ物が当たり前にあることのありがたさを学びました。

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 森林体験では、事前にレクチャーを受けた後、東御市と協定を結び森林保全活動を実施している「東御の森」へ行き、都会とは違う森の空気に触れました。森でしか見ることのできない発見に、視覚、聴覚、嗅覚、触覚、味覚を全て活用して、森林再生の重要性を体感しました。

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 また、HRでは夢短冊や夢手帳を通して「自分の夢」を考えることができました。郁文館に入る前に夢が明確になっていた生徒もいましたが、大半の生徒は、「自分は何が得意で好きなのか」が分からず、苦戦したことでしょう。まずは、「自分の得意分野で、まわりからありがとうを集めるためにはどうしたらよいのか」についてじっくりと考えることで、少しずつ鉛筆を走らす生徒の姿がありました。自分の視野を広げ、夢への一歩を切り開くことができた濃い時間となりました。自ら夢について考える習慣が、学校生活に戻った後も続くように、郁文館でどんどん吸収してくれることを期待しています。

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 5日目は、生徒待望の野外調理を行いました。グラウンドで班に分かれて基地を作り、カレーライスを作って食べました。火をおこしたり、野菜を切ったりと初めてのチャレンジもたくさんありましたが、皆で助け合って作業できました。チームで協力しながら作ったカレーライスを、青空の下みんなで食べたことは、とてもいい思い出になったことでしょう。

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 仲間と協力しながら自然の中で過ごす研修で、社会を生き抜くための人間力育成の第一歩を踏み出しました。6年間の夢教育はまだ始まったばかりです。教職員一同、生徒たちの夢が叶うよう全力でサポートしていきます。

 

 このたび、郁文館グローバル高等学校(理事長兼校長:渡邉美樹)は、海外トップ大学進学塾のCrimson Education Japan(代表取締役社長:松田悠介)とパートナーシップを締結しましたことをお知らせいたします。image2 現代社会は、アフターコロナやAI時代の到来、地政学的リスクなど、変化の激しい時代を迎えています。これからは、荒波の航海時代の中で先を読み、自らの力で生き抜くことが必要不可欠です。このような時代には、将来を見据えたリーダーシップを発揮し、自ら変革を促すグローバル人材が求められています。

 このパートナーシップは、郁文館グローバル高校の生徒がビジョンを持って海外にチャレンジすること、ひいては生徒の夢の実現に向けた教職員の資質・能力の向上を支援することを目的としています。

 

 郁文館グローバル高校では、全校生徒が1年間の留学を通じて高い英語力と人間力を身に付け、これまで数百名に上る海外大学合格者を輩出してきました。2018年度には、海外大学合格率52.5%という実績を成し遂げました。

 2024年度からは全員が米国に1年間留学し、日本と米国の高校卒業資格が取得できる「Honorsクラス」を新設します。また、早期からCrimson Education Japanとの連携による海外大学進学指導を行うことで、世界トップ大学(THE世界大学ランキング100位以内)に挑戦できる素地を養います。実際に、直近5年間では、ブリティッシュコロンビア大学(40位)、マンチェスター大学(54位)、モナシュ大学(44位)をはじめとした大学に27名の卒業生が進学しています(Times Higher Education World University Ranking 2023に基づく)。

 

 海外の大学は日本の大学とは入試形態が異なるため、毎年出願の傾向や対策が変化する中で、その国それぞれの入試情報を取得する必要があります。そこで、海外大学進学指導では世界トップレベルの実績を誇るCrimson Education Japanと連携し、複雑な海外大学出願に対応する支援体制のさらなる強化を図るため、今回の協定となりました。

 

■パートナーシップ内容

  1. 生徒・保護者を対象とした海外大学進学セミナー/講演会の開催
  2. 海外大学進学希望者に対する個別カウンセリングの実施
  3. 教職員を対象とした海外大学進学指導のための相談会の実施

 

【協業にあたってのコメント】

■郁文館グローバル高等学校 

  教頭 鎌倉 好男 

 近年、世界的な物価上昇や高等教育費用の高騰、国際的な日本の低賃金、そして円安により、日本の多くの中高生にとって海外大学進学が「遠い世界の話」になりつつあります。そんな中、本校では2024年度にHonors(オナーズ)クラスを新設し、1年間1人1校の留学を活かして米国名門高校Wayland Academyの卒業資格を同時に取得することで、あえて世界を身近に捉え、海外トップ大学を目指した夢教育を行なっていきます。今回の提携により、生徒・保護者および教職員が、逆算に基づく早期の学力形成や課外活動、出願戦略や奨学金、カリキュラム等について松田氏から直接アドバイスを受けることが可能になります。「伝統と革新」をキーワードに、新たな挑戦に着手する郁文館グローバル高校にご期待ください!

 

■Crimson Education Japan 株式会社

  代表取締役社長 松田 悠介氏

 「夢」や「ビジョン」は海外進学をする上でとても大事です。海外大学の出願プロセスでは常に「なぜ日本の大学ではなく、海外進学を目指すのか」「自分が解決したい社会課題や生み出したい価値は何なのか」という問いと向き合い、目的意識を少しずつ明確にしていきます。特に近年、海外進学の競争倍率は高くなっている事を考えると、ますます他の受験生との差別化が大事になってきます。そこで、郁文館夢学園の夢教育は海外大学出願に向けての強い土台を築いていると言えます。この強い土台にCrimson Educationの出願戦略支援/課外活動指導/テスト対策/エッセイ指導を組み合わせる事で、郁文館夢学園から一人でも多く世界に羽ばたいていく生徒を支援していければと思っています。

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■Crimson Education Japan 株式会社

 Crimson Educationは、世界中の学生が夢を叶えるために必要なスキルや知識を提供し、グローバルな教育の可能性を広げることを目的としたニュージーランド発祥の海外大学専門進学塾。世界トップレベルの進学実績を持ち、海外大学(ハーバード大学・スタンフォード大学・オックスフォード大学・ケンブリッジ大学等)への進学に向けて、元入学審査官やトップスクール出身者による個別オンライン指導を通じた包括的なサポートに注力している。実際に、トップスクールのキャンパスツアーをはじめとして、NASAやSpace Xの研究所訪問や、アイビーリーグで開催される模擬国連への出場なども行っており、多角的なサポートを提供している。

 

■松田 悠介 氏(Crimson Education Japan 代表取締役社長)
・日本大学文理学部体育学科 学士
・ハーバード大学 教育大学院 教育学 修士
・スタンフォード大学 経営大学院 経営学 修士

 中学校の元体育教師として、体育を英語で教える Sports English のカリキュラムを立案。その後、PwC Japan で人材戦略を経験し、全国で厳しい環境に置かれている子どもたちの学習支援を展開する Learning For All を設立。 2018 年 にはスタンフォード大学の客員研究員に着任し、海外トップスクールへの留学支援を展開する Crimson Education Japan の代表取締役社長に就任する。他に、京都大学特任准教授(2013年~2017年)、認定 NPO 法人 Teach For Japan 代表理事、一般社団法人「教師の日」普及委員会 代表理事、一般財団法人あしなが育英会 理事、NPO 法人 Learning For All の理事を務め、教育領域のプロフェッショナルとして活動している。


■Crimson Education
会社名:Crimson Education
本社所在地: ニュージーランド
CEO: Jamie Beaton
設立:2013年
問合わせ先: japan@crimsoneducation.org

会社HP: https://www.crimsoneducation.org/jp-en

 

■郁文館グローバル高等学校

 学校法人郁文館夢学園が運営する全日制課程の国際高校。グローバル教育に力を入れ、生徒全員が2年次に1年間留学する。現地の高校で取得した単位を同校の単位として認定するため、帰国後はそのまま3年生に進級できる。同じ学校に一人ずつしか留学させない「1人1校」を原則とし、日本語を一切使えない環境で「自立」と「国際性」を身に付ける。海外大学に進学する生徒も多く、2018年には海外大学合格率日本一、合格者数3位。留学以外にも、SDGs教育や探究学習など各種アクティブラーニング、プログラミング教育やオンライン英会話、AIを活用した学習にも取り組んでいる。また、経営者が教壇に立つ高校生版MBA「起業塾」も開講し、アントレプレナーシップ教育にも力を入れている。

 

所在地:東京都文京区向丘2丁目19-1

理事長:渡邉美樹

URL:https://www.ikubunkan.ed.jp/ghs/#tab02

 

【本件に関するお問い合わせ】

学校法人郁文館夢学園 募集広報室

Tel:03-3828-2206

Email:info@ikubunkan.ed.jp

 郁文館夢学園の4校(郁文館中学校、郁文館高校、郁文館グローバル高校、ID学園高校)は、合同で3月22日から27日まで、2か国でSDGs海外研修を実施し、生徒76名がカンボジア、生徒9名がバングラデシュの研修に参加しました。生徒らは、「期待と希望」に胸をおどらせながら日本を飛び出し、教科書では決して学ぶことができない「歴史・文化・交流」を肌で体感しました。

 渡邉理事長は、開発途上国支援を目的とした公益財団法人「School Aid Japan」を運営しており、カンボジアやバングラデシュを中心に、2021年までの10年間で333校の学校建設や、子どもへの給食支援、孤児院の運営なども行っております。
 開発途上国では、戦争や紛争・飢餓・貧困などを理由として基礎教育を受けられない子どもたちがいます。郁文館で行っているような人間性向上のための教育機会と環境を、1人でも多くの子どもたちへ提供したいという熱い思いで運営しており、郁文館の開発途上国支援やSDGs教育の原点にもなっています。
今回の研修では、郁文生にカンボジアの「現状」を体感してもらうことを目的としているため、両研修ともに、School Aid Japanが設立した中学校や孤児院、日本語学校などを訪問いたしました。

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【カンボジア】
 生徒らは、ポルポト政権時代の歴史を学ぶため、トゥールスレン博物館を見学。また、世界遺産にも登録されるアンコールワット遺跡・ベンメリア遺跡を周り、文化にも触れました。また、「大きな衝撃を受けた」と生徒らが口をそろえて言ったのが、日本語学校、ワッタムン中学校、孤児院、現地の住宅街での「現地の方との4つの交流」です。

 日本語学校教室では、廊下に響き渡るほどの音読を耳にし、現地学生とすれ違うたびに「おはようございます!」とカタコトながらも元気な日本語の挨拶を受けました。ワッタムン中学校では、「夢があるか?」という問いに対し、ほとんどの学生がすぐに手を挙げる姿勢を目にしました。恥じらうことなく何事にもチャレンジしようとする現地学生の全力な姿勢を受け、「日本にもこの文化を持ち帰って、自分が広めるんだ!」と活き活きして話す郁文生の姿が印象的でした。
 孤児院や現地の住宅街訪問では、炊き出しのボランティアや住宅訪問を通じて、現地の大学生の「奪い合えば足りないが、分け合えば十分に足りる」や「何もないけど、人としての幸せがすべてある家」という言葉を受け、外から見た印象だけでなく、生の声を聞くことで両面の理解につながったカンボジア研修となりました。

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【バングラデシュ】
 同世代の学生と交流するため、姉妹校であるNDMHS(ナラヤンクルドリームモデルスクールアンドカレッジ)を訪問しました。NDMHSは、前述した理事長運営のSchool Aid Japanが建設した校舎で、本校職員の3名が実際に現地へ赴き、ゼロから作り上げた学校です。全生徒スピーチやSDGs授業を通したアカデミックな交流から、ダンスやスポーツを通したアクティブな交流まで密度の濃い時間を過ごしました。
 生徒らは、現地の生活・宗教・文化を肌で感じ取るために、生徒の自宅やモスクを訪れることで宗教文化に触れ、素手での食事体験や鶏の屠殺(とさつ)を見学することで食事文化に触れました。
 また、極度の貧困を五感で感じ、解決策を学ぶため、スラム街・縫製工場・グラミン銀行を視察しました。特に生徒らから衝撃の声が上がったのは、スラム街での汚臭や縫製工場裏の汚染川でした。急激な発展を遂げる裏で起きている事象に目を向け、決してそらしてはいけない現実を、身をもって体感しました。

スラム街

 バングラデシュへ渡航した生徒の中には、みんなの前で意見を発することが恥ずかしいと話す生徒がいましたが、6日間の研修を通して現地学生や仲間と密に関わったことで、次第に自ら進んで周りと交流する姿が多くなりました。最終日には「教科書では学べないことを五感で学べた研修で、自分の中の殻を破ることができた」と伝えてくれた生徒の姿がとても印象的です。どちらの研修も、「教科書で学べないことを五感で学んだ」ことで、生徒の大きな刺激になりました。日本に帰国した生徒たちが、この体験を普段の生活にどのように活かしていくか、成長の軌跡を見ることを教職員一同楽しみにしております。

全文はこちら:https://www.ikubunkan.ed.jp/report/7366/

 

【郁文館夢学園について】
創設134年の伝統ある中高一貫校として、郁文館中学校・高等学校と郁文館グローバル高等学校、広域通信制/単位制高校としてID学園高等学校を運営。現在生徒数は約2200名(2023年3月時点)。「子どもたちの幸せのためだけに学校はある」という理念の下、生徒が夢を持ち、夢を追い、夢を叶えるための実践的なプログラムを提供しています。SDGs教育や探究学習など各種アクティブラーニングの他、生徒は一人一台PCを所持し、プログラミング教育やオンライン英会話、AIを活用した学習にも取り組んでいます。また、経営者が教壇に立つ高校生版MBA「起業塾」も開講しています。

所在地:東京都文京区向丘2丁目19−1
理事長:渡邉美樹
URL:https://www.ikubunkan.ed.jp/

【本件に関するお問い合わせ】
学校法人郁文館夢学園 募集広報室
Tel:03-3828-2206
Email:info@ikubunkan.ed.jp

 

令和5年度、新入教職員の入職式を開催しました!

今年度の新入職者は、学園全体でなんと53名!ID学園の拡大など学園の成長に伴い、
志を共にする多くの仲間が加わりました。

渡邉理事長からは、郁文館の理念や教育者としての心構えについて話がありました。
子どもたちの幸せのために一丸となって寄り添って欲しいというメッセージが贈られました。

そして、新入教職員代表者より、子どもたちの夢を見つけ、夢を追わせ、夢を叶えさせる手助けをすることへの強い決意表明が述べられました。

新入教職者からは「日本一を目指す学校づくりに貢献できるよう成長したい」「早く生徒に会いたい」など、
前向きな想いをそれぞれ口にしていました。

「子どもたちの幸せのためだけに学校はある」という理念に共感し、日本の教育のモデルをつくるという目標をともに追いかけられることを、採用担当者として大変嬉しく思います。

新人たちは入職後、集合研修を経て、それぞれの部署に配属されます。

郁文館では年間40回以上の新人研修を実施しており、教職員が思う存分成長できる環境が整っています。
皆さん一人ひとりが、夢を叶える課程で成長していくことを心より願っております!

人材開発室

 

郁文館採用HP
https://saiyo.ikubunkan.ed.jp/

4月6日、郁文館中学校・高等学校・グローバル高等学校の2023年度1学期の始業式が行われました。

先日入学したばかりの新入生含め、全校生徒が一同に会し(新中学1年生は夢合宿に出発!)、新年度のスタートを切りました。

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渡邉校長からは今年度から始まる『10000時間プロジェクト』と新学期の心構えについてお話がありました。

「今年度から10000時間プロジェクトがスタートします。人は10000時間努力すればその分野で一流として活躍することができるというアメリカの心理学者が提唱した話があります。このプロジェクトは、みんなが中学3年間、高校3年間で、夢のために10000時間を使うプロジェクトです。」

その背景について理事長は、

「みんなが生きる時代は厳しい時代です。AIやロボットにできないスキルがなければ失業する時代です。最近話題のChatGPTを使ってみましたが、その性能の高さに驚きました。いよいよAI時代が来ると思いました。これからの時代はAIにできないことを創造する力がなければ生きていけません。また、ハングリーな外国人人材との競争にも勝たなければなりません。さらに、日本の財政は破綻に向かい、国に頼らず生きていかなければならないでしょう。つまり今までと同じような意識や努力ではこの先の時代を生き抜いていけないということです。みんなが新しい時代を生き抜く力を身に付けてもらうために取り組むのが10000時間プロジェクトです。」

と説明しました。

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さらに、このプロジェクトの3つの目的について、

・時間は有限であることを意識する
・逆算から生まれた行動をする
・努力を習慣化する

を挙げ、

有限な時間を計画化された行動で埋め尽くし、努力を習慣化させること
毎日を意識した時間と行動で埋め尽くすこと

それがこのプロジェクトの目的であると説明しました。

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また、毎回始業式と終業式には校長が選んだ論語が紹介されます。
毎年校長が決める今年度の一文字は『楽』。それにちなんだ次の論語が紹介されました。

子曰く、
之れを知る者は、
之れを好む者に如かず
之れを好む者は、
之れを楽しむ者に如かず

知るということは、好きということには及ばない
好きということは、楽しむことには及ばない

という意味です。

校長は、

「みんなには10000時間プロジェクトを楽しんでもらいたい。10000時間を勉強に縛り付けるつもりはありません。好きで得意なことに10000時間を使ってください。」

と生徒へエールを送りました。

最後には次のメッセージで締めくくられました。

「始まりがよければすべてよし。計画がしっかり立てられていれば、8割できたも同然です。夢は2度叶います。1度目はイメージと計画の中で、2度目は現実で叶います。まずは1年間後、3年間後、自分はこうなるんだという計画を立てて、1度夢を叶えてください。そして、夢に向けて歩み出してほしいと思います。」

その後、各種表彰が行われました。ジャグリング日本一、社会貢献プロジェクトを考案するコンペでの優勝(8月に世界大会へ出場!)、そして剣道部の全国準優勝など、様々な分野で見事な活躍をしてくれました。

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始まりがよければすべてよし。理事長の言葉のように、生徒一人ひとりが1年の素晴らしいスタートを切れることを切に願っています。

令和5年4月6日、さわやかな春晴れの下、令和5年度郁文館中学校・高等学校・グローバル高等学校・ID学園高等学校の入学式が執り行われました。中学校202名、高等学校304名、グローバル高等学校56名、ID学園高等学校205名、総勢767名の新入生を無事に迎え入れることができました。

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真新しい制服に袖を通した新入生は、桜吹雪の舞うステージから少し緊張した面持ちで入場しました。

冒頭で、郁文館の先輩達からのビデオメッセージが送られ、チアリーディング部からは歓迎のパフォーマンスが披露されました。

その後、毎年恒例の渡邉理事長が新入生に送る今年度の一文字が発表されました。

今年の一文字は『楽』。

ここでいう「楽」はラクをするということではなく、「人は何かに楽しんで取り組めるようになったとき、それを努力と思わず継続することができる。楽しむことが、何かをやりとげる原動力になる。新入生の皆さんには、これからの学校生活の中で心から楽しんで打ち込める夢を見つけてほしい。」という想いが込められています。

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渡邉理事長からは、

「この学校のゴールはみんなの幸せです。この学校では何よりみんなの幸せを願っています。それぞれの宝ものを持つ一人ひとりが大きな夢を持ち、その夢に向かって進んでいくプロセスの中で人として成長し、“ありがとう”を集める人生を生きること。それがこの学校がみんなに望む幸せであり、そのために夢教育を行っています。夢教育はみんなが生涯幸せに生きるための教育です。」

というお話がありました。

そして、今年度から始まる『10000時間プロジェクト』についても紹介されました。

「今年度から『10000時間プロジェクト』がスタートします。人は10000時間努力すればその分野で一流として活躍することができるというアメリカの心理学者が提唱した話があります。このプロジェクトは、みんなが中学3年間、高校3年間で10000時間、夢のために使うプロジェクトです。この10000時間には、学校で学ぶ、学校で過ごす時間も含まれます。残りの時間は、平日4時間、休日7時間です。その時間を意識して自分の夢のために使う。これが『10000時間プロジェクト』です。」

最後には次のメッセージで締めくくられました。

「昨年度の卒業生にこの学校に入って良かったと思いますか、というアンケートをとりました。95%以上の卒業生がこの学校に入って良かったと回答してくれました。君たちにも思う存分夢教育を楽しんでほしいと思います。教職員一同しっかり一人ひとりの生徒に寄り添います。これからの学園生活が、君たちの人生の宝物になることを約束します。」

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新入生の皆さんには、郁文館夢学園で学ぶことへの期待を胸に、これからの毎日を大いに楽しみ、没頭できる夢を見つけ、実り多き学校生活になることを心より願っています。

改めて、新入生のみなさん、ご入学おめでとうございます。

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