『○○先生いらっしゃいますか‥?』
夏休み中も職員室にはしょっちゅう生徒から電話がかかってきます。
「なにか危険な目にあっていなければいいな」というこちらの心配をよそに、たいていの場合はこう続きます。
『○月×日に勉強を教えてほしいんですけど‥!』
夏休み、職員室の小部屋は生徒たちの学習スペースへと変わります。
教職員も毎日交代で出勤しているので、生徒からの希望に応じて、個別指導の時間を設定することが可能です。
部活の合間を縫って急に来室、なんてことも、めずらしいことではありません。
勉強をして、友だちや先生としゃべって、ちょっと涼んで帰っていく。普段とはちょっと違った通学スタイル。
もちろんこういった対応は近郊生(通学可能圏内)に限られますが、なかには遠方からFAXや電話での補習を希望するつわものもいます。
「学びたくなる勉強」「教えてほしくなる先生」「来たくなる場所」「会いたくなる友達」
自由学園は生徒たちにとってそんなものがそろった学校でありたいと思っています。