明日はいよいよ終業式!今日はそのまえに全校をきれいにする、働きの日となりました。
本校では学校を細かい区域に分け、生徒達が分担して管理する「自治区域」というシステムで校内キャンパスの保全を生徒たちの手で運営していきます。
「トイレ」「体育館」「理科室」「芝生」など、それぞれのスペシャリストが存在しますが、
なかには「特別部隊」というなにやら物騒なネーミングのチームが存在します。
彼らは土木作業のスペシャリスト!
それぞれの区域から要請があればどこにでも行き、修理や保全を手伝います。
今日は一日働きだったので、いつもよりも本格的な作業に取組みました。
 校内で砂利が敷かれていたところに石畳を新設することとと、
腐食した木製の階段の修復です。
「そんなことできるの?」「業者さんにおねがいしたほうがいいんじゃない‥?」
さすがに不安をかくせない生徒たちでしたが、
担当の職員の手ほどきでみるみるうちに技術を会得していきました。
石畳を担当したグループは、次の様な工程で作業を行いました。 1)新設場所の土を掘る 2)砂利を敷いて締め固める 3)木枠を作って設置する 4)糸を張って水平をとる 5)メッシュ(鉄筋の様なもの)をセットする 6)セメントを捏ねて流し込む 7)コテを使ってきれいにならす 階段を担当したグループは、 1)腐食した階段を撤去する 2)新しい材木を切る 3)材木と杭に防腐剤を塗る 4)掛矢(大きな木槌)とスコップで階段を組み上げる、 5)周辺の土が階段に流れ込まない様に板で土留めをする という工程で作業を行いました。 生徒たちは「楽しい」「自分たちで出来るなんて凄い」 と満面の笑みを浮かべながら作業をしていました。
周りで見ている生徒たちも興味津々の様子でした。
 
写真をご覧いただければ分かるように、放課後も自主的に残って夜までかけて階段を組み上げました。
ここまで自分たちの手でやったからこそ得られる達成感は、やはり格別のようです。
「ほんものに触れる学び」の姿が、ここにも。

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