午前中の英語研修もいよいよ佳境を迎えています。
アクティビティの紹介もこれが最後です。
グループによって、第8日めまたは第11日めに、小学校訪問をしました。
筆者が随行したのは第11日めのグループです。
小学生たちはお昼休みでした。
こちらでは屋外(雨天だと広いガレージの下)で昼食をとるそうです。
紹介されると早速歓迎してくれて、遊びに引き入れてくれました。
私たちが通されたのは、外国語学習として日本語を学ぶための部屋。
アニメの影響からか、外国語を選択する際に日本語を選ぶ小学生が少なくないそうです。
こちらを小学校2年生、3年生が順に訪れてきます。
彼らに「折り紙」「けん玉」「福笑い」「箸」などを日本文化として、英語を用いながら伝える、というミッションです。
子どもたちは純真な瞳で城北生のレクチャーを楽しんでくれました。
生徒たちは、これまで「教えられる」側でしたが、ここでは「教える」側に立たなければなりません。
まずは小学校2年生。
交互に座ってレクチャーします。
いざ始まると、和やかに優しく子どもたちに接することができる生徒が多く、普段見ない光景に、端で見ていてなかなかに新鮮でした。
時間になり小学校2年生とはお別れです。
10分後ぐらいに小学校3年生が来て同じことをすることになっていますが、生徒たちは、ほっと一息雑談でもしているのかと思いきや、自然発生的にそれぞれのテーブルで額をつきあわせて、次に来る3年生に向けて、先ほどの反省と修正、よりよい方法の検証や紹介などを行っていました。
小学校3年生です。
学齢が一つ上がると、使う英語の抽象度もやや上がりますが、2年生相手の経験を踏まえて、より工夫しながら、楽しく教えていました。
「教える」とは「教えられる」ことでもあります。
いろいろ教えられたのではないでしょうか。
(ちなみに後から聞いた話では、ふだんはけっこう暴れん坊のクラスであるらしいのですが、この時間では折り紙などに本当に熱心に取り組んでいて、小学校の先生が驚いていたそうです。小学生たちの一生懸命さにこちらが助けられました。)
(海外研修引率教員)