中2の国語の授業の一環として、演劇ワークショップが行われました。
この授業ではある目的を達成するために、4人ずつのグループに分かれて寸劇を考え、順番に発表します。
今回の目的は『きたむー』という人物をイスから立たせることです。
『きたむー』は出演者と異なる価値観、考え方を持っており、「立って」と普通にお願いしても立ってくれません。
そこで、どんなシチュエーションなら立ってくれるのか各グループで作戦を立てました。

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グループ内の役割は画像の通りです。
劇に出演するのは2人で、その内喋れるのは1人です。
劇中で、喋らない人を上手く利用して
きたむーの心情を揺さぶるのがポイントです。
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『きたむー』は義父役で、両隣の出演者は姉妹です。
喋る役の姉が妹をいびり出しますが、
心配したきたむーが妹を助けるのか・・・?という設定でした。
発表後は反省会が行われ、きたむー役の方から直々に
アドバイスを貰いました。

このクラスでは残念ながらどのグループをきたむーを立たせることができませんでした。
ですが、価値観の異なる人間に対して、あらゆる語彙力、表現力を駆使して懸命に訴える姿には、
劇を楽しみながらも、「伝える力」の伸びを感じられたように思えます。
この授業を機に、より率先して発信していく力が付いてくることを期待しています。

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