2017年度合格体験記 東京医科歯科大学 医学部(保健衛生学科) M・Sさん

「私は小さい頃入院していたことがあり、昔から病院で働きたいと考えていました。高1の時に参加した看護体験をきっかけに看護学部を志しました。

志望校を選択するにあたっては、附属病院の有無、実習の質、留学制度が整っているかで決めました。

受験勉強についてですが、まず、高1の時は学校の勉強だけをしていて、特に受験を意識したことはあまりありませんでした。次に、上智大学と聖路加国際大学の英語試験免除のため、また、自分の英語力向上のため、高2から高3の間でTEAPの資格を取りました。TEAP対策問題集を購入し、それを解いて対策をしていました。英検とはかなり異なる問題構成なので、英検対策だけではカバーしきれないです。高2の時にしていた勉強は主にTEAP対策です。今は私がTEAPを受け始めた頃よりもだいぶ問題集の数が増えているので、自分に一番合った問題集を購入することをおすすめします。私がTEAPを受験で利用して思ったのが、英語以外の教科が得意科目である人はTEAP利用入試に向いている、ということです。私は英語が得意科目だったので、受験ではあまり役立つことはなかったのですが、上智の英語が免除だという余裕が持てた点ではTEAPを受けて良かったなと思います。

次に、センター試験対策は地理に一番力を入れて勉強しました。「センター試験地理Bの点数が面白いほどとれる本」を11月に購入し、ひたすら読み込みました。この本は地理に関する事柄が1から丁寧に書かれていたり、図がフルカラーでとても分かりやすかったりなど、何が重要なのかがよく分かるようになっています。大事なところはその都度地図帳に直接書き込んで覚えるようにしていました。過去問は本試追試合わせて15年分くらい解きました。数学は、夏からセンター試験の赤本を解き始めました。大問ごとに区切り、15分で解ききる練習を夏休み中にして、秋からはすべての問題を60分以内に解く練習をしました。国語は赤本を使って苦手だった古文を冬休みに取り組みました。古文は「マドンナ古文単語」を使って単語を覚えました。単語の覚え方や、語源が分かりやすく書いてあり、挿絵もかわいいので、古文が苦手という人でも飽きずに学習できると思います。英語は得意科目で模試でも安定した成績を取れていたので、センター試験に関しては特に勉強しませんでした。生物基礎、化学基礎、地理Bは購入したVパックを冬休み中に全て解きました。

次に、一般入試の勉強についてですが、冬休み中は受験する予定の大学の過去問を1年ずつ解きました。センター試験が終わったらすぐに私大の勉強に移りました。上智の英語は大問1個あたり10分で解く練習を赤本で練習しました。看護系の私大は2月の始めに試験が集中しているため、あまり一校一校に使う時間が取れませんでした。上智大学以外まともに赤本を解いていませんでした。特に小論文と面接は明らかに演習不足でした。どちらも苦手でついつい後回しにしてしまっていたので、もっと前から対策すればよかったと後悔しています。

 国立対策は私大の入試が終わった次の日から始めました。医科歯科の合否は英語で決まると言われていたので、英語重視で勉強しました。医科歯科の英語は傾向がほぼ変わっていないので、赤本をたくさん解けば問題に慣れます。要約問題は英語の先生に添削してもらっていました。また、医科歯科の英語には医療系単語が多く出てくるので、出てきたらその都度覚えるか、医療系の英単語を集めた単語帳を買って覚えるといいと思います。

3の生活を振り返ると、塾に行っていなかったということもあり、自分の好きなように過ごしたなと感じます。受験生だからといって、常に勉強している必要はありません。適度に遊んでリフレッシュしてください。友達や家族、先生への感謝を忘れずに、受験を乗り切ってください。」

「グローバル社会へ向けて一人ひとりに合った進路を実現します」

今年も卒業生たちは難関国立大学をはじめそれぞれの将来の目標に沿った大学・学部に進学していきました。
このところ理系学部に進学する生徒が増えていますが、今年は特に理学部・工学部だけでなく、医・歯・薬・看護系に例年以上に進学していきました。
本校では、これまでも社会に貢献する女性の育成に尽力してまいりましたが、これから彼女たちが生きていく時代は、ますますグローバル化が進み、AIやロボットとの共存も求められる時代になっていくと考えられます。
多様化する社会のニーズに応えられるように、様々な課題を解決していく力だけでなく、様々な価値観の違いも受容できる資質が求められていくことでしょう。
わたしたちはこれからも、一人ひとりそれぞれが希望する進路の実現に尽力してまいります。

 

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