<演劇部 韓国公演報告>

◆国際交流の一助に(日韓の架け橋に) ~言葉は通じなくても心は通じる~

 

十文字中学・高等学校演劇部は、東京私立演劇協会からの推薦を受け、韓国の高校演劇全国大会に特別出演させていただくことになり、中・高あわせて16名の生徒が、8月12日(火)~14日(木)ソウルへ行ってきました。

言葉がわからなくて通じるだろうか、日本の学生にどんな感情を持っているのだろうか…など、不安の中の出発でしたが、すべて杞憂に終わりました。行く先々で、セーラー服姿の生徒たちは大人気。「どこから来たの?」「一緒に写真を撮って!」など思いがけない交流が生まれました。

13日、ソウルの伝統あるアルコ劇場にて本番を迎えました。上演した作品は、中村勉・作「全校ワックス」。「私たちが出会ったのは偶然だけど、でも私、みんなのこと好きだよ」劇中にあらわれるこのメッセージを、見に来てくださった韓国の高校生にも伝えたいと、生徒たちは感情を込めた大きな身振りで言葉のハンデを補って、精いっぱい演じました。さらに、練習を重ねた韓国語のスピーチとダンスで感謝の気持ちを表すと、韓国の皆さんは熱い手拍子と万雷の拍手で応えてくれました。その後も、「日本の高校生と演劇の話をしたい!」と、見に来てくれた高校生としばし対談することができました。日本の若者と韓国の若者の友好関係を改めて実感し、大きな感動と思い出をお土産に、日本へ帰ってきました。

今回の経験を糧に、これから9月の文化祭公演、地区大会に向けてまた稽古に励みます。皆さんぜひ見にいらしてください!

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