May_24
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 「上野原市は、新宿から50km圏ですが正に山紫水明の美しい街で、特に中央線の上野原駅から観る桂川周辺の景観は素晴らしく、与謝野晶子、鉄幹夫婦も好んで訪れた街です。
 「この度、上野原LIONSクラブはそこに住む仲間や市内のボランチティアの人達と連携して、桂川の土手広場で手作りのチャリティーコンサート、桂川フェスティバルを企画しました。地元のブラスバンドやストリートダンス、世界1大きい紅富士太鼓など地元のサークルと共感してくれたプロのアーティストの共演です。
 「桂川流域に住む人々のボランティア意識の高揚と連帯、そして、景観保護などが目的ですが、楽しい事、が大切です。みんなで準備に大わらわです。行く行くは1万人動員するのが夢ですが、全く素人の手作りなので果たしてどうなりますやら?」

昨年の6月に最初の桂川フェスティバルが催されることが決まった時の上野原ライオンズクラブの言葉です。

人口2万7000人ほどの小さな市ですが、最近、住民のみなさんが市を盛り上げようといろいろな試みを実施しています。5月15日(日)に行われたこの桂川フェスティバルもそのひとつ。第2回を迎えた今年は本校から吹奏楽部とダンス・チア部が参加しました。

桂川は山中湖を水源とする川で、山梨県では桂川、相模湖を経て厚木を通り相模湾に流れ込む頃には相模川と呼ばれている川。私たちには桂川と呼ばれたほうがよくわかります。上野原市の市街地は桂川の両側にある河岸段丘の北側の上の方にあり、明誠高校はさらにその上にあります。上野原駅は段丘の下の方ですね。桂川流域のこの河岸段丘は勝沼の扇状地と並んでとても有名で、地理の教科書だったか資料集だったかの地図に載っていたのを覚えています。桂川フェスティバルはそんな桂川の河川敷で行われました。

前置きはそれくらいにして、桂川フェスティバルに話を戻します。吹奏楽部はちょうど正午ころ登場。数曲演奏したあと、一緒に出場している上野原の他の中学校、高校の吹奏楽部の生徒たちと合同で曲を演奏したりもしました。

一方、ダンス・チア部は夕方に登場。得意のダンスを披露しました。他のダンスチームにも負けず劣らず、チームワークの良いパフォーマンスでした。

舞台も照明も、食べ物のお店もすべて市民やボランティアのみなさんたちが用意したもの。みんなで協力しあって完成したパフォーマンスはさながら文化祭のような雰囲気。観客は自分の学校の生徒たちではなく、地域の年齢層の広い人たちです。いつもお世話になっている上野原の街に生徒たちが少しでも貢献できたらうれしいですね。

さて、以下に、それぞれの部のメンバーから感想を頂いているので紹介します。


今年初めて出演した桂川フェスティバルでしたが、夏日の中多くの方が来てくださりとても盛り上がりました。他の学校の吹奏楽部も来ていて、お互いに交流を図ることもでき、合同バンドとして一緒に演奏できたので、とても良い機会でした。演奏は、自分たちの課題も見つけることができたのでそれを活かし次の本番である文化祭に向けて全員で一致団結して頑張っていきたいと思います。

吹奏楽部3年 鈴木菜穂

私は桂川フェスティバルを終え、本番でも落ち着いて演奏できるようにしたいと思いました。なぜなら、せっかく練習では出来ていたところも本番で緊張して吹けなかったからです。しかも、普段はあまり吹かない外での演奏は、室内とは違って音も飛びにくいですし、周りの音が聴きづらかったです。なので、これからの屋外での演奏は今回のことを生かし練習の時から意識して、本番では落ち着いて集中して吹けるようにしたいです。

吹奏楽部2年 梶原美帆


5月15日(日) 18時30分、桂川の河川敷で行われた桂川フェスティバルで、ダンス部2、3年計25人がパフォーマンスさせていただきました。上野原地域でのこのような活動は初めてだったので、とても新鮮で良い経験になりました。会場で地域の多くの方から明誠ダンス部へ期待の声をいただけたことが何より嬉しく感じます。6月には文化祭があるので、たくさんの方に楽しんでいただけるパフォーマンスができるよう頑張ります。

ダンス・チア部3年 金子清花


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