July_23_2016
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三者面談の合間の7月17日(日)と18日(祝)の2日間、日本大学芸術学部江古田キャンパスにおいて写真学科主催の「第16回高校生のためのワークショップ」が開催され、本校写真部から3年生窪田有希くんと1年生清野美乃莉さんが参加しました。

日本大学芸術学部写真学科は、写真文化の普及と社会教育への貢献の一環として、写真制作に取り組む高校生と既卒者の希望者を対象としたワークショップを毎年この時期に開催しています。本校の写真部は、参加できる人数は少数に限られてしまうのですが、ここ数年、山梨県高文連写真専門部を通して参加させてもらっています。

さて、ワークショップは「銀塩写真クラス」と「デジタル写真クラス」に分かれて実施されました。昨年、本校は「銀塩写真クラス」に参加させてもらいましたが、今年、本校の2人は「デジタル写真クラス」に参加しました。

とても大きなスタジオ。一人一人のテーブルの上には、フォトショップ(画像処理ソフト)がインストールされている Mac Pro(Apple社の最高級パソコン)とキャリブレーション済(プリンタとパソコンのディスプレーの色が同じになるように調整されている)のナナオ製のディスプレー(モニター)、そしてEPSONのプロセレクション・プリンタが置かれ、さらにニコンの高級一眼レフカメラが一人ひとりに貸し出されました。この環境に記者はもううっとりしてしまい、ここから出たくないという気持ちになってしまいました(笑)。このワークショップ参加者はプロの写真家の人たちと同じ環境で写真制作の実習を行えるのです。

オリジナルテキストで指導してくれたのは写真学科の穴吹先生。1日目は、デジタルカメラの基礎知識を学んだあと、藝術学部の素晴らしい設備を利用させてもらって、写真撮影の実習をしました。スタジオ毎に違った環境が用意され、撮影する側と撮影される側(モデル)も参加者が行い、実習が進みました。カメラの設定は指示されたように行いましたが、生徒がスタジオのライティングの下で撮った写真はプロ並み(?)で、とても満足できるものでした。

撮影のあと、Mac Pro に RAWデータ(デジカメ内で圧縮されていないそのままの映像のデータ)を読み込んで、”CAMERA RAW”というフォトショップのプラグインを使って写真の色彩や明るさなどを調整する方法を学びました。

2日目は前日撮影したデータをプリントする実習でしたが、最初の説明で、今まではただプリンタで写真を印刷していただけだった、ということを知りました。一枚の写真をプリントするのに、プリンタの様々な設定をしなければならないことを学びました。そして実際に自分が撮影した写真を大きな用紙にプリントしました。

最後は、銀塩クラスの人たちの作品と一緒に教室の机いっぱいに置かれた写真をみんなで鑑賞して、ワークショップは終了しました。

参加した生徒たちはとても良い勉強になり、引率したエデュログ編集部にとっても、たくさんのことが学べました。写真は奥が深い、です。最後に、参加した清野さんの感想をどうぞ。


私は1年生で全くの初心者でしたが、日本大学芸術学部に興味があり、参加しました。

1日目は説明の意味がわからなくて困りましたが、結構楽しくできました。一眼レフカメラで撮影したのはほとんど初めてで、カメラを持っただけでも焦ってしまいましたが、モデルさんのポーズを考えながら撮影していたら、段々カメラにハマっていきました。撮影が好きになると同時に、どういう角度が一番モデルさんの写りが良いのか、アップにしたほうがバランスが良いのかと試行錯誤しながら撮影するようになりました。家に帰ると買ったばかりの自分の一眼レフカメラで地元の景色を撮りました。

2日目は、パソコンで昨日撮った写真を加工してプリントしました。写真の光の加減や影の濃さなどを考えながら加工していくのが大変でした。私は機械に慣れていないのでパソコンやプリンターを使用することにも苦戦しました。ですが、プリントされて出てきた写真が、実物にとても忠実で感動しました。それからは、写真の見栄えを良くしようと加工に熱中しました。

とても有意義な2日間になりました。

清野美乃莉


■参考リンク

オンライン版学校案内2016
日大明誠高校紹介ビデオ2017
日大明誠高校エデュログ・バックナンバー

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