July_18_2018
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連休中の7月14日(土)・15日(日)の2日間、日本大学芸術学部写真学科で「高校生のためのワークショップ(日大ワークショップ)」が開催され、本校から写真部3名の生徒が参加しました。

このワークショップは山梨県を含む関東各都県の高文連写真専門部が後援するもので、本校の3名は山梨県高文連写真専門部から参加という形でした。本校は毎年数名の生徒が参加しています。今年参加したのは3年生清野美乃莉さん、2年生濱田依理さん、佐瀬文菜さん。3人ともデジタル写真コースに参加しました。清野さんは3年連続、濱田さんは昨年に続いて2度目の参加です。

全国から集まってきた40名余りの参加者のうち、大部分がデジタル写真コースに参加しました。開会式で写真学科主任の西垣教授から「みなさんは銀塩写真とデジタル写真の両方を学べるラッキーな時代に生きている」という言葉を聞き、ハッとしましたが、フィルム写真はいつまで撮影・現像・プリントできるかわからないですから、確かに貴重な時代です。このワークショップには銀塩写真コースもあるのですが、本校から参加した生徒は今までも数えるほどしかいません。本校の中にも銀塩写真を現像する設備が曲がりなりにも存在しているので、銀塩写真の技術を引き継いでいってもらいたたいですね。

本校の3人が参加したデジタル写真コース1日目は、デジタル写真と銀塩写真の違いについて学びながら、デジタル写真の原理を学んだ後、撮影・プリントという日程。大スタジオに1人1台のMacPro+EIZOの液晶ディスプレー+EPSONのA3ノビまで印刷できる大きなプリンタが与えられ、プリントも自由にすきなだけインクの減りを心配せずにプリントできました。なんという太っ腹。カメラは全員にNIKONのD5500またはD7500が貸与されました。設備は文句なしです。スタジオにはプロ用のライトが用意され、撮影に使えました。素人が撮影するのには最高の設備です。参加者たちは撮影を「RAW+JPEG」のデータ形式で撮影、この日最後の講習では圧縮していないRAWデータの写真の色や光を調整する方法を アドビの「フォトショップ」と「カメラRAW」というアプリケーションを開いて学びました。

2日目15日も朝から暑い1日。山梨の参加者たちで朝、申し合わせて集合写真を撮りました。そしてワークショップ2日目に突入。デジタル写真コースはまずRAW現像の復習をした後、今度はそれをプリントする作業を学びました。データを開いてプリンターに送り印刷、と一般の人たちがやっている過程とは違う、高度な?プリントの仕方を学びました。プリント用紙もA4とA3ノビの大きさで、何種類か用意されていてプリントし放題でした。EPSONの光沢フォトペーパーの他、PICTORICO社からモノクロ印刷用の月光やカラー印刷用のシルバーラベルの用紙が提供され、ドイツの高級インクジェット用紙ハーネミューレの厚手の用紙も定期用されました。A3ノビの大きな用紙にプリントするとやはり圧巻。絵が大きくなるので写真もしっかり撮れていなければなりません。ただ印刷するのではなく、さまざまなことを考えながら印刷するようになっていた生徒たちはかなり時間をかけてプリントしていました。

最後に銀塩写真コースの人たちも交え、自分の作品を一挙にテープルに並べみんなで鑑賞する時間となりました。他の人たちの写真が見られ、勉強になった時間でした。

デジタル写真コースの中心的な講師を務めていただいたのは先日の春季審査会で審査員を務めていた穴吹先生。山梨県の生徒たちは本校も含め、先生と話すチャンスがあった時には審査会のお礼を述べているのが印象的でした。

「日大ワークショップ」は、来年度もまたこの時期に実施されると思います。エデュログ編集部もまたお邪魔できれば、と思っています。

さて、写真部は夏休みに校外撮影会を実施し、秋の審査会に備える予定だとか。今まではなかなか立派な成績を収めていますので、次も是非がんばって欲しいですね。

■参考リンク
日本大学芸術学部写真専門部facebook

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