取り壊しの進む旧上野原市立病院と老人福祉センターの建物。老人福祉センターは人気ドラマ「飛び出せ!青春」「われら青春!」で太陽学園の寮として登場しました。

日大明誠高校の敷地側に昭和45(1970)年開設された上野原町立病院はその後上野原市立病院と名前を変え、昨年までその場所で診察が行われていました。本校の運動部の生徒たちも、隣にあるということでずいぶんとお世話になってきました。その上野原市立病院が昨年、旧上野原中学校跡地に建設されて新病院に移ったことにより、昨年末から取り壊しの準備が行われていました。

その旧上野原市立病院の北側にある「上野原市立老人福祉センター」の建物も本日、姿を消してしまいました。この建物は、実は1970年代前半に本校を舞台に撮影が行われた大人気青春ドラマ「飛び出せ! 青春」(村野武範さん主演)、「われら青春!」(中村雅俊さん主演)で、「太陽学園」(ドラマでの本校の名称)の学生寮として使われました。

この2つの青春ドラマは2人の主演の俳優さんを大スターにしただけでなく、当時の中高生に大きな印象を残しました。今でも青春ドラマの最高峰と語り継がれるほどです。本校の在学生たちの保護者のみなさんはそろそろ「飛び出せ〜」や「われら〜」に夢中になった世代より下になってしまいましたから、こんなニュースにはあまり興味を示さないかもしれませんね。でも、当時中高生だった世代にとっては大きなニュースです。

というのも、未だに全国から「太陽学園」を訪ねてくる人もいるくらいですから。本校を訪れた往年の若者たちは、ドラマの撮影当時とあまり変わっておらず、ドラマに出てきた校舎や景色がほぼそのまま残っているのを見て、当時を懐かしみ、青春時代を思い出したりしたのだと思います。中には、本校を含めドラマのロケ地を訪ねて詳細に調べ上げ、ホームページを作っているこのような方もおられます(リンク先のページが文字化けする場合は、お使いのブラウザの「テキストエンコーディング」をEUCにすると文字化けが解消するはずです)。上の老人福祉センターの写真はこのサイトから引用させていただきました。

当時も、日曜日を中心に行われていた本校のロケには、多くの人たちが見学に来たそうです。当時の中学生にとっては「太陽学園」は入学したい高校ナンバーワンだったのです(笑)。記者も30年余り前、明誠高校に赴任してきた当時、本館前に置いてあった下駄箱(今はありません)の上に「ぺぺ大好き」と書かれたいたずら書きを見つけ、ここは太陽学園として使われた学校だということを改めて思い出した記憶があります。当時の生徒のいたずら書きだったのか、ロケを見に来た人のいたずら書きだったのか、そんなことを想像しました。ちなみに「ぺぺ」というのは、「飛びだせ〜」にも「われら〜」にも山本大作という生徒役で登場した保積ぺぺという俳優さんのことです。

そういうわけで、梅さん(菅井きんさんが演じる寮母のおばさん)のいた太陽学園学生寮はもうなくなってしまいました。当時を知る人たちにとってはもの寂しいニュースとなってしまいました。

さて、その「飛び出せ!青春」「われら青春!」ですが、「飛び出せ〜」の方は現在、CS放送で再放送中です。また、ブルーレイやDVDが発売されていますので入手できます。上の写真は本校が保存しているメディアの写真です。本校には「飛び出せ〜」や「われら〜」の台本も校史資料室に保管されています。

「飛び出せ〜」や「われら〜」の象徴的存在だった本校の本館(管理棟)はぜひ取り壊さず、このまま残ることを希望してしまいます。


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