1877年10月10日、明治を代表する漢学者・法律家の三島中洲は、「東洋の精神による人格の陶冶」及び「己を修め人を治め一世に有用なる人物を養成する」ことをめざし、漢学塾二松學舍を創立しました。本校はその伝統を引き継ぎ、1948年4月に開校した、男女共学の伝統校です。本校は、九段下駅から徒歩8分の場所に位置します。都心にありながら、靖国神社・日本武道館・千鳥ヶ淵などに囲まれ、緑豊かな落ち着いた環境の中で、高校生活を過ごすことができます。
2017年度よりキャッチコピーを「心を育て 学力を伸ばす」に改め、本校卒業時、「自らを律する力」・「自分で考えて行動する力」・「粘り強く取り組む力」を身につけ、高等教育機関に送り出すことを目指します。
所在地 |
〒102-0074 東京都千代田区九段南2-1-32 |
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電話番号 | 03-3261-9288 |
最寄り駅 | 東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線九段下駅 |
アクセス | 駅より徒歩8分 |
通学圏 | 東京都・千葉県・神奈川県・埼玉県 |
「学力を伸ばし、知識を身につける」ことと「自律的な人間としての人格を涵養する」ことを教育目標とし、従来の特進と進学の2コース制の下(2年次から理系コース選択可)、様々な教育活動に取り組んでいます。
「心を育てる」取り組みとしては、まず本校の伝統でもある総合学習「論語」が挙げられます。週1時間3年間の学びを通して、卒業時に『私の論語』をまとめることで、自らの生活実践の指針を打ち立てていきます。この他、毎学期の学級担任との面談、スクールカウンセラーによる相談システムの充実などにより、生徒1人1人に応じたきめ細かい指導を実施します。また異文化に触れ、視野を広げ、コミュニケーション能力を高める機会として、希望制の台湾語学研修及びニュージーランド語学研修も実施します。
「学力を伸ばす」取り組みとしては、ICT教育を進めるため、次年度から全学年で個人タブレットを導入します。今年度は試行的に第2学年で導入し、大学入試改革に対応できる学力の育成を目指します。この他、通年の各種講習や補習、夏休み期間中の勉強合宿や「私塾(教員による個別指導)」、春休み期間中の英語合宿などにより、大学受験に対して学校で完結できる学習態勢を整備しています。また毎週土曜日の「Nisho Weekend Column」では、新聞社説を通して読解力及び表現力の育成を行っています。その結果、一般・指定校・公募制・AO入試などを通して、順調に現役大学合格率(2012年度74%➡2016年度80%)を伸ばしました。
二松學舍大学の附属がゆえに、毎年、多くの卒業生が進学します(ここ数年は希望者全員が合格)。附属だけに大学との結びつきは強く、大学教員の授業の受講機会もあり、早い段階から「学問」を通した進路選択につなげることができます。さらに今年は二松學舍創立140周年記念事業の一環として作成した、「夏目漱石アンドロイド」の授業も受講します。
新しい試みとしては、本校の立地を活かした、体験型アクティブラーニング「九段フィールドワーク」があります。生徒は学校周辺の歴史的建造物や博物館などを訪問調査後、その成果をまとめて、発表します。これは、東京の都心の真ん中に位置する学校だからこその取り組みで、生徒からも高い評価を得ています。
各種検定に積極的に取り組む生徒が多いことも、本校の特徴です。英語検定や漢字検定だけでなく、論語の学習を活かした漢文検定も受検します。英検や漢検では、卒業までの目標合格級を設定しており、特に英検では教科教員や2名のネイティブ教員(ALT)の個別指導の下、早い段階で2級を取得する生徒もいます。
時短・安心・快適がキーワード アクセス・通いやすさで選ぶ学校 | 2020年05月 掲載 |
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二松學舍なら友達も勉強もみんなと一斉スタート | 2019年07月 掲載 |
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