恒例となっている野球部3年生で控え(7月上旬の登録変更まで確定ではありません)となった選手たちの“引退試合”が、放課後、府中市の府中市民球場で行われました。どの選手も、レギュラーとして甲子園出場、を目標に二松学舎野球部に入ってきます。真剣で激しいポジション争いの結果、レギュラーと準レギュラー、控え選手に分かれるのは、勝負の世界の厳しさとして受け入れざるを得ない現実です。しかし、気持ちを一つにして頑張ってきた青春そのものにはレギュラーも控えもありません。よく頑張った、として企画される“引退試合”は、球場に集まっていただいた選手の保護者の皆さまを含め、様々な思いのこもった熱い企画です。試合応援のため学校のグランド(柏市)へ顔を出すと、必ずお茶を運んできてくれたあの選手、パイプ椅子の汚れを丁寧にふき取って用意してくれたあの選手、そして試合の合間に黙々とグランド整備をしてくれていたあの選手たち。そんな、時に裏方に回ってくれていた選手たちが、勝敗とは別に、培った力を伸び伸び発揮してグランドを走り回る姿を見ていて、目頭が熱くなる思いでした。悔しさがないわけはありません。しかし、素晴らしかった。2年半、よく頑張りました。球場には、保護者の方や先生方に加え、この選手たちに支えてもらった先輩たちも駆けつけてくれました。もちろん、今春プロ野球選手になったり大学へ進んで野球を続けている選手たちも。二松野球部の底力の源泉を見た気がします。
高校野球というスポーツは、その瞬間にフィールドにいる9人の選手だけで戦うわけではありません。みんなの力を合わせて戦う二松學舍野球部の夏の挑戦は、これからです。二松學舍附属高校は、甲子園目指して頑張っていきます。

本校HPの『学舎の窓-校長室だより-』をご覧ください。本校の日常がよくわかります。

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於:府中市民球場

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野球部保護者の方の手による千羽鶴「絆」

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試合後 3年生と保護者の方が一つになって・・

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