11月5日、イギリスでは Fawkes Dayを迎えます。
ガイ・フォークスとは、今から約500年前に国会議事堂の地下で爆破未遂の犯人として逮捕された人物。当時、イギリス国内では、プロテスタントの国王がカトリックの人々を弾圧して深刻な宗教対立の状態にあり、この事件を一概に評価できない複雑な事情がありましたが、国会議事堂爆破という大事件が未遂におわったことを記念して、この日は焚き火をたいてお祭りをするようになりました。一般に、11月第一週の日曜日に行われます。
今年は小中学生の一部が、近くのお祭りに外出しました。村はずれで大人は松明を持って、子供は光るおもちゃの棒を掲げて、伝統にしたがって行列を組んで焚き火場へ。松明の灯をともして、焚き火が燃え上がる様は壮観。野山が枯れ草色に染まった初冬の頃ですから、息が白く、焚き火のあたたかさが体に沁みとおる夜でした。

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