女子バスケットボール,今学期初の対外試合が行われました。相手校Waldingham Schoolを迎えてのホームゲーム,結果は43:42,1点差で立教が勝利を収めました。
Waldingham Schoolとの対戦は,実に3年振りのこと。嬉しいことに,Waldingham のキャプテンは,立教のことを覚えていてくれました。今ではチームの年長者となった彼女ですが,3年前のキャプテンも,立教のことをちゃんと覚えていてくれました。友好的な雰囲気の中で挨拶・四方山話が弾み,ウォーミングアップが始まります。
試合は,開始早々から両チームの一進一退が続きます。どちらかが得点すれば,他方も負けじとシュートを決めます。バスケットボールの得点は,通常のシュートで2点,長距離のシュートが成功すれば3点を獲得します。1点差のシーソーゲームが繰り返され,張り詰めた時間が続きます。稀に相手チームの連続シュートが決まり,これは試合が動くか,とハラハラする場面に差し掛かると,そこは立教チームも大したものです。すかさず3点シュートを決めて同点に追いつきます。今度は立教が,そのまま勢いに乗って振り切りたいところです。しかし相手もさるもの,なかなか引き離すことができません。
こうして迎えた第4クオーター,試合終了まであと僅か。Waldingham が1点のリードで最後の攻撃を仕掛けます。残り6秒で放ったシュートがリングに弾かれ,リバウンド勝負,取ったのは立教。残り4秒から,立教もこれが最後の速攻をかけます。ドリブルで運んだボールを,そのままレイアップシュート。時計は残り時間1秒を切っていました。シュートが綺麗に決まり,土壇場の逆転が起きました。「残り0秒のシュート」,この鮮やかで劇的な出来事に,立教チームからは勿論,Waldingham からも感嘆の声が上がりました。
スポーツマンシップ溢れる試合でした。どちらのチームも全力で試合に臨み,フェアプレーに溢れ,試合が終われば互いに相手校のファインプレーを褒め,和やかなリフレッシュメントの一時をもちました。部活動を通じて,英国に触れる,英国と交わる,立教英国学院の生活ならではの1コマでした。

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