冬休みは夏休みに比べ短かったのもあり、あっという間に終わってしまいましたが、たくさんの友人にも出会うことができ、家族と過ごす時間も多く取ることができ、とても充実していました。

なかでも大事な思い出になったのは、年末に参加した4泊5日のスキーキャンプです。私は中学3年の時から毎年参加していますが、毎年新たな出会いがあり、学校や学年の違う友人から多くの刺激を受けています。
キャンプ中には毎日、就寝前にディボーションという時間があり、1日を振り返ったり、自分について改まって考えたりします。高校生になるとみんな真剣に取り組んでいて、私はこの時間が意外と好きです。その日は、30くらいあげられた単語の中から自分が大切にしたいと思うものを5つだけ選んで話し合いをしました。その中で、「友人」について話していた時に、1人のメンバーが言ったことがとても嬉しくて、心が温かくなりました。
私と彼女は同じスキーレッスンだったのですが、気がかりなことがひとつありました。それはある男の子のことです。キャンプではみんなでゲームをしたり、キャンプソングを歌ったりする時間があり、メンバーはこの時間が好きです。しかし、男の子は誘ってもそれに参加しようとしなかったり、リフトにも1人で乗ったりすることが多かったです。彼にとっては初めての参加だったようなのですが、あまり楽しんでいる様子が見られない子でした。しかし、4日目のディボーションで、友人の彼女が「今日楽しそうに歌っていたよ」と報告してくれたので本当に嬉しかったです。

高校生になり年下のメンバーが増え、周りを気にかける立場となりました。うまくいかないこともあるけれど、誰かの為に、ということを考えるのがこんなに嬉しいとは思いませんでした。それを教えてくれたキャンプ、メンバー、その少年との出会いに感謝したいです。

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