第2学期もあっという間に3週目を迎え、今日は全校写真撮影が行われました。

朝から清々しい陽気、そして快晴。一年に一度、全校児童生徒と教職員が一枚の大きな写真に収まる日です。

2時間目終了後、中庭に集合。クラス毎に整列した後、まずは高校3年生から、そしてその後全学年が背の順に並んで撮影場所に向かいます。
体育館横の駐車場スペースには、朝から撮影会社の人が来て大きなスタンドを組み立てていました。総勢200名超の撮影なので、スタンドもかなり立派なものです。
ガランとした広いスペースには撮影スタッフの方が一人、そして早めにいらっしゃっていたイギリス人の先生が一人。
「Good morning! いい天気ですね。」
「君たちが選んだ天気だよ。こちらこそどうもありがとう。」と撮影スタッフ。
「お一人ですか?いつもはお二人だったと思いますが…」
「立教の子供たちはみんなお行儀がいいからね。僕一人で十分、ということになったんだよ。」
一緒にいた、この4月からBiologyを教えてくれているイギリス人先生も頷いて、
「本当にそうね、この学校の子供たち、本当にいい子ばかり。先生方もみんなハッピーに見えるわ。」
撮影前の何気ない会話でしたが、とても嬉しく、そして誇らしい瞬間でした。

そうこうしているうちに、スタンドの横から早速赤ネクタイの高校3年生達がやって来ました。
4月にもらった最高学年の証、赤ネクタイ。あの時の緊張はいつの間にか忙しい日常の中であまり意識しなくなっていたのかもしれませんが、今日は最高学年として最後の撮影、赤ネクタイの重みを改めて感じていたようで、写真の中央で爽やかな笑顔を振りまく彼ら、彼女らの姿がとても印象的でした。そういう笑顔は伝わるものなのでしょうか、順番にスタンドに案内された他の学年の子供たちも自分の立ち位置が決まると、同じ笑顔で楽しそうに談笑していました。

「OK? それではいいですかー。皆さんいい笑顔でこちらを向いてー!」
穏やかなざわめきが一瞬でパタリと止み、撮影スタンバイ状態。少しだけ緊張…

「One… two… and three ! OK, Good! 」

「色々な学校で撮影をするんだけど、本当にこの学校は素晴らしいよ。ロンドンの学校なんて、並ばせるだけでも大変だからね。」

たった一人の撮影スタッフによる200名超、笑顔の全校写真撮影は、ものの30分も掛からず無事終了しました。
写真が出来る日が楽しみです。

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