rikkyo school in england

 

 

♦小学部/中学部 入学試験(日本在住でも受験可)

小学部5年 2013年4月入学 (⇒募集要項 及び関係書類はこちら
出願期間:2014年1月10日~1月17日
選考期日:2014年1月26日
試験会場:立教池袋中学校・高等学校

中学部1年 2013年4月入学 (⇒募集要項 及び関係書類はこちら
出願期間:2014年1月10日~1月17日
選考期日:2014年1月26日
試験会場:立教池袋中学校・高等学校

 

♦小学部/中学部 入学試験〈海外在住者枠入試〉

小学部5年 2013年4月入学 (⇒募集要項 及び関係書類はこちら
出願期間:2014年1月20日~1月31日
選考期日:1次(書類審査)2月3日に結果をEメールで通知
2次(学科試験/面接)2月16日(日本:立教大学)
英国本校受験は1次試験合格後に調整

中学部1年 2013年4月入学 (⇒募集要項 及び関係書類はこちら
出願期間:2014年1月20日~1月31日
選考期日:1次(書類審査)2月3日に結果をEメールで通知
2次(学科試験/面接)2月16日(日本:立教大学)
英国本校受験は1次試験合格後に調整

 

詳細は本校ホームページ「入学入試情報」のページでご覧下さい。

 

 

rikkyo school in englandこの春休みは1月末の一週間と逆で、私たちがミレースクールにステイしに行きました。ミレーの生徒が立教にきたとき、立教とミレーは全く違う、と言っていました。その言葉通り、立教とミレーは本当に違いました。今回の一週間で、いろいろな面からイギリスと日本の違いを発見できたと思います。

ミレースクール初日、朝のホームルームが終わったあとに、まずは学校案内をしてもらいました。英語、理科、社会、家庭科、C.T.の教室と、カフェテリアと図書館がある棟を回りました。その棟だけでも十分広かったのに、更に語学棟、音楽室、体育館があって今までみたどの学校よりも広かったです。その日は、案内のあとはパートナーをシャドーしました。授業中、日本の生徒は寝ていたりしますが、ミレーの生徒はその代わりに喋っていて、何だかとてもわいわいとしたレッスンでした。

ミレースクールは、先生ではなく生徒が教室を動くので、授業が終わると1200人の生徒が一斉に移動します。その中に入って教室移動をしていると、いろんな人にぶつかる上に、パートナーを見失いそうで本当に大変でした。
火曜日の朝、学校へ行く準備をしていると、パートナーのお母さんが
「今日はSnow Dayで学校がなくなったよ」
と言いに来ました。「え!?交換留学中なのに学校ないの!?」というのが、素直な感想でした。あとから考えると、それもイギリスの学校の経験の一つだったと思います。立教は寮制なので、どんなに雪が降っても授業はあって、Snow Dayはないからです。しかし、学校がないからといって宿題もないわけではないようでした。学校のホームページで宿題をチェックして、それをやってくるそうです。Snow Dayに限らず、普段もネットで宿題がチェックできるようで、日本とは全然違うなと思いました。

ミレースクールにいる時間は、日本語のヘルプをする時間が多く、たくさんの日本語を学ぶ外国人と触れることができました。その中で、一番印象的だったのは、スタジオジブリが好きな子がいたこと。ただ、日本語を学んでいるだけではなく、日本の作品にも興味を持ってくれていることが、すごく嬉しかったです。

この一週間で、シルクペインティングやズンバなど日本の学校では経験できないことをしましたが、やはりミレーのことを思い出すと一番にでてくるのはホストファミリー。日本人のおばがいる私のパートナーとその家族は、去年の冬に日本に行ったようで、日本語を学ぶことに対してとても意欲的な家族でした。お母さんは水曜日の夜に日本語のクラスに通っていて、お父さんは毎日ひらがなの練習用カードを見ていました。食事を食べる前は毎食、いただきます、という練習を一緒にしたり、夜寝る前に、おやすみなさい、というのを教えたり日本のことについてもたくさん話せたと思います。けれど、一つ後悔したのは、自分が日本食を作れなかったこと。留学に行く前に自分の国の文化をちゃんと知っておかなければならない、という言葉は何回も耳にしていたけれど、実際に短期留学をしてみてそれを実感しました。それでも日本について教えられたことは色々あって、それをちゃんと覚えようとしてくれるのが嬉しかったです。でも、一番嬉しかったことは
“Ohayogozaimasu”
と、朝会うと家族全員が必ず日本語で、あいさつしてくれたことです。

(2012年度 中学部3年生 女子)

rikkyo school in england今回のアウティングはセントポール大聖堂とテートモダンへ行った。やはり、ロンドンの街は騒がしかった。人が山ほどいて、車が廃棄ガスをまき散らしながら通りすぎ……。溜息が出るほどのノイズに溢れているロンドンに自分を主張し聳えるセントポール大聖堂は私の心を奪った。力強く、何とも威厳がある外見、中に入ると、外見とは違った力強さがあったが、そこには繊細な部分も秘めているように思えた。イギリス・バロック建築の代表作といわれる大聖堂は白を主としていて、すごく綺麗だった。私の中で白=繊細という勝手なイメージがついているため、細かい造りのシャンデリアまで着飾っていたセントポール大聖堂は「繊細」かつ、「純粋」の何者でもなかった。

セントポール大聖堂の上へ行く階段はすごく急だった。けれど一番上まで来た時の達成感は素晴らしかった。何よりも景色が最高だった。さっきまで嫌気がさしていた人の塊も車も全てただの動いている小物にしか見えなくてすごく気分が晴れた気がした。私はあまり大聖堂などに行っても無関心のまま帰る人だが、今回は全てを満喫した。

テートモダンでは、ショップに入って最近の技術に圧倒された。特に子供が読む本で飛び出す絵本というものは懐かしさを覚えるとともに色々と深化していて驚いた。日本人が書いた作品もいくつかあってすごく誇らしかった。

今回の高2のアウティングはこのようにすごく興味深いものばかりですごく楽しくて充実している一日だった。

(高等部2年生 女子)

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「サッカー、やってみないか?」

中三の秋、この立教英国学院に新入生としてやってきた僕は当時の高一だった先輩たちにそう声をかけられた。それから一年半が経ち、ぼくは高二に、先輩は高三となった。そしてついに先輩達と一緒にサッカーができる最後の引退試合が行われた。

日本で九年間野球をやり続けていた僕はこのイギリスの地に来てなんのスポーツをしようか迷っていた。何かやって適当に終わろうとも考えていた。でも、そんな時に声をかけてくれたのが、一人の先輩だった。言われるがままにサッカー部に入部したが、まさかこの決断が僕の高校生活を大きく左右するなんて思いもしなかった。体育の授業以外でサッカーをやったことがない僕は、案の定チーム一のへたくそだった。でも、一つ上の先輩達は手とり足とりとても丁寧に教えてくれた。優しい先輩たちだなぁ、と感じたが、それは最初の一学期だけだった。

次の学期になると、一気に厳しくなった。毎日の練習は常に怒られっぱなしで、泣きそうになることが何度もあった。それでも少しずつ、少しずつだけど上手くなっていくのが分かった。そんな時、先輩に褒められると無性に嬉しかった。毎日泥だらけになりながら達成感のあったサッカー部はとても充実していた。それぞれの学期の試合ではチーム全体で声を出しあい、負けた時にはお互い悔しがって勝った時には喜びを爆発させた。日々の練習試合の中心にはいつも先輩がいた。そんな先輩達に少しでも近付こうと、目標にして頑張ってきた。

ついに先輩達との最後の試合だと思うと、緊張して足が震えていた。とにかく自分に出来る精一杯のことをしようと心に決め、試合開始のホイッスルが鳴った。勝たなきゃというプレッシャーはとてつもないものだったが、それでも声を出し続けて全力でプレーをした。結果、三対一で勝つことができた。とても疲れたけど、それ以上に嬉しかった。

でも、もう先輩たちとサッカーができないと思うと、とても寂しい。厳しいながらも褒める所は褒めてくれた先輩、ミスをした時に一番に励ましの声をかけてくれた先輩、落ち込んでいる時にそっと肩を叩いてくれた先輩、皆僕にとって憧れの存在だった。一緒に悔しがって一緒に笑いあった一年半は、毎日が輝いていた。先輩達のサッカーへの強い思いは僕達が受け継いでいく。先輩達とサッカーができて、本当に良かった。サッカーの楽しさを、勝つことの素晴らしさを、そして何より最高に充実した日々を、ありがとうございました。先輩達は僕にとっての永遠の憧れです。

(高校2年生 男子)

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高等部1年 2014年4月入学〈A日程〉(⇒募集要項 及び関係書類はこちら
出願期間:2013年11月1日~11月30日
選考期日:2013年12月14, 15日 (英国受験、校内1泊)
2013年12月15日(日本受験)
試験会場:英国本校(英国受験)
立教池袋中学校・高等学校(日本受験)

 

高等部1年 2014年4月入学〈B日程〉(⇒募集要項 及び関係書類はこちら
出願期間:2014年1月31日~2月7日
選考期日:2014年2月16日
試験会場:立教大学(予定)

rikkyo school in england「ミレースクールとの短期交換留学に参加できて、本当に良かった。」私は今心の底からそう思っています。 この春休みに、私はミレースクールの子達の所へ行きました。残念ながらバディーの家には必要な書類がそろっていなかったので泊まれませんでした。その代わり、先輩のバディーの家に泊めてもらうことになりました。私を受け入れてくれて、とても嬉しかったです。実際その家族と一緒に夜と朝一緒にいさせてもらって、優しさがすごく伝わってきました。二つの家族の間を行ったり来たりしたのでとても疲れました。毎日夜の10時まではバディーと一緒に過ごし、それから泊めてもらう家族の所へ行きました。それからシャワーを浴びたり色々とし、疲れていても寝るのは早くて12時過ぎでした。だから、他の皆より眠くて辛かった事はいっぱいありましたが、その分楽しい事も山ほどあっ て、二つの家族の優しさにも触れる事ができました。もちろん、英語にもたっ ぷりと浸かる事ができて、自分の英語力を生かしてチャレンジできる機会がたくさんありました。

まず日曜日にはロンドンに連れて行ってもらいました。マダム・タッソー蝋人形館に行って、普通では見られないロンドンの魅力の一つを体験できました。そこでは有名人と一緒に写真をたくさん撮りました。また、そこのお化け屋敷では、恐ろしい格好をした人間に追いかけられて私は一人で絶叫して逃げてしまいました。後から怖がり過ぎだと家族全員にからかわれました。今となっては笑える話となりました。
そして火曜日は私の誕生日でした。ラッキーな事に、雪が結構つもったので学校が休校になり、一日中みんなに祝ってもらうことができました。朝起きて支度をしてバディーの家に行ったら、サプライズとして、机の回りにハッピーバ ースデイと書かれてある風船が飾られていて、机の上にはカードと誕生日プレゼントがいっぱい置かれていました。誕生日ケーキもロウソクも15本ちゃんと用意されていました。それを見た瞬間、涙が出る程嬉しかったです。プレゼ ントとして貰ったのは時計にぬいぐるみ、写真立て、ボディローションにブレスレッドでした。嬉しいという言葉ではもう表せないくらい感謝の気持ちでいっぱいでした。そしてお昼には、六人でホーシャムの町に遊びに行き、夜はみんなが集まってくれて、レストランで歌って踊って楽しく祝ってもらいました。
木曜日と金曜日の夜はバディーの親戚や友人と夕食をとって、その後一緒にゲ ームをしました。バディーのお兄さんの彼女がドイツ人と英人のハーフだったので、ドイツ語で話すことができました。知らない間にできていた緊張感がほ ぐれて少しホッとできて、自分の英語では伝えられなかった事を、彼女に伝えてもらいました。この瞬間、自分がドイツ語を話せて無駄ではなく良かったと 思いました。

この交換留学を通して、私は色々な年齢の英人と関わることができて、更には 優しさに触れられて、今考えてみると本当に楽しかったです。私はこれからもっともっと英語を頑張って、今回心の中にあったけれども言えなかった事も英語で皆にしっかりと伝えられるようにしていきたいと思います。この交換留学を可能にして下さった立教の先生方、ミレースクールの先生方、私がお世話になった二家族、バディーの友達、そしてバディーのまだ小さいいとこに、感謝の気持ちでいっぱいです。
ありがとうございました。

(2012年度 中学部3年生 女子)

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2年前から中学校1、2年生の英語の授業に取り入れた校外学習。今年も毎週1回のペースで地元の町Cranleighに外出しています。1学期の折り返し地点であるハーフターム前の第2回、第3回は生憎の雨模様。前週から始めた「町の地図作り」の続きはとりあえず延期、町にある3つのスーパーに分かれて、「店内の地図」作りをすることにしました。

大きなスーパーには通り(?!)が何本もあって、それぞれの売り場にはVegitable, Meat, Frozen Food等の看板がかかっています。町の地図作りと同様、道のような通路をまずはノートに書き込み、その後はセクションごとに売っているものの種類を英語で書き込んでいきます。
「先生、Confectionery って?」
「とりあえずスペルをノートにメモして。そこに並んでいるものをよく覚えておいてね。学校に帰ったら辞書で調べてみましょう。」
カタカナ英語の知識ではおぼつきません。英単語習得にはなかなかいい練習場所でした。

英語学習の刺激になっただけでなく、日本とイギリスの違いを至る所で見つけることが出来た生徒たちは、貴重な異文化体験を早速味わうことができました。そんな彼らの感想をご紹介します。

*     *     *     *

今回のフィールドワークは雨が降っていて始まる前は少し落ち込んでいました。しかしコーチの中でスーパーの地図作りをすると聞いて楽しみになってきました。スーパーは結構狭く、今回で形とどこに何があるかを書くことができました。次の機会に完璧にして、きれいに清書したいと思います。学校のご飯にもでる食パンやりんご、ジャムなども売っていました。イギリスのスーパーをよく観察できてうれしかったです。

今日は雨がっ降っていたため、スーパーに行き地図を作りました。
スーパーにはワインが一番多くてびっくりしました(*_*)
「こっちのひとはそんなにワインを飲むのでしょうか?」とひそかに心の中で思っていました(^_^)
次に多かったのはお肉でした。やはり洋食なのでお肉をたくさん食べるからだと思いました。
いろんなところにお花がありました。もうちょっとお花はお花でかためて欲しいなと思いました(>_<)
それともわざとかもしれません。なぜならところどころにあったら買いたくなるからです。
英語で上に書いてあったので地図にかきやすかったです。地図に書きやすいということは買いに来た人もわかりやすいということなのでお店のいいところだと思います。
英語を書き移すのが大変だった(>_<)けどおもしろかったです(^_^)

今日は、スーパーの中を見学しました。
スーパーの中は、日本と違ってチーズ売り場や肉売り場がすごく広かったです。
あと、フランスでもそうですがレジがベルトの動くやつになっていてすごいと思いました。
最初は、フィールドワークなんてめんどくさいと思っていましたが、今はすごく楽しいです。
次のフィールドワークが楽しみです!

今日は、雨でスーパーの地図を作り始めました。
店内の地図は、完成しませんでしたが、イギリスのスーパーは、日本よりワインのスペースが、おおかったです。
あと、つまみのスペースもあったのでイギリス人は、よくワインを飲むことがわかりました。逆に魚や肉のスペースが思ったよりも少なかったです。
日本と似ている所は、安くなっている、新しい、オススメの商品が人の目に入りやすい所にありました。

rikkyo school in elgland春休みに一週間、ミレースクールとの交換留学のためにホームステイをした。
最初の日は、町の案内をしてもらった。
–これが公園で、ここが教会で、あそこの建物はすごく古くて有名。そっちにあるのは博物館で、目の前のはいつもお世話になってる歯医者さん。その右のほうに行くといつも通ってるダンスの教室があって、こっちを行くと町の中心部に出るの。
帰りに私があそこのお菓子屋さん寄りたい、と言ったら、プレゼント、と言われあめを頂いた。甘くておいしかった。
町探検から帰り、ちょっと休憩した後、これを作ってほしいんだけど、と渡されたのはレモン・カップケーキのレシピ。よし、やろう、と思って準備を始めたものの、材料の一つであるレモンカードがどうしても見当たらない。そこでレモン・カップケーキはあきらめて、ジンジャー・カップケーキを作ることにした。
–このぐらいかなぁ?あぁ、うん、いいんじゃない?
割とアバウトだったような気もするが、うまくできた。

次の日は、ヒーバー・キャッスルというお城に連れていってもらった。ヘンリー8世の二番目の妻、アン・ブーリンが子供時代を過ごしたお城らしい。外に湖とガーデンがあったのだが、その日は寒いし風冷たいし雨降りそうだしで、あまりよくは見れなかった。もし次来る機会があればぜひ夏に訪れてみたいと思う。お城の中は雰囲気が出ていてとても素敵な場所だった。ただ、どの通路がどこにつながっているのかがよくわからなかったので、一人でぽんと放り込まれたら確実に迷子になっていただろう。

火曜日は、雪のおかげで学校が休みになった。なので私と同じように交換留学をしている子と、その子のペアを呼んで、4人で「ハウルの動く城」を見た。時々解説やつぶやきを交えながら。
ハウルの「ようやく守らなければならないものができたんだ。君だ。」というセリフは日本人でも、イギリス人でもきゃーっとなるようだ。

その日の夜は、バースデー・パーティー。レストランで夕食を頂いた。流れている音楽に合わせてみんなで踊ってみたり、写真をたくさん撮ったり。楽しかった。デザートには大きなパフェが出てきて、それを8人でつついて食べたのだがあっという間になくなった。
–あーっ!それいちご3つ目じゃない?違う、これまだ2つ目だよ?え、まだ私いちご食べてないんだけど!
みんな、甘いものには目がなかったようだ。

今回のホームステイで、学校についてのことはもちろんだが、イギリスでの家庭の日常など、イギリス人にとっての「普通」をたくさん知ることができた。とても貴重な経験をしたと思う。
いつか、もしできるのならば、スカーレットを日本の学校に連れて行って、日本人にとっての「普通」を体験させてあげたい。彼女は日本の学校を見て何を思うだろうか。ぜひ聞いてみたいところだ。

(高等部2年生 女子)

rikkyo school in england車の窓から入ってくる風にうたれながら外の景色を見ていた。今日はバレーボールの試合。自分にとって初めてのawayのepsom cup(現地校を含めた三校程で毎年行われるバレーの試合)。そして、高3の先輩達の引退試合でもあった。そんな日なのに、空は笑ってくれるどころか、今にも泣きそうな様子でEPSOMに向かう私達の車を見ているようだった。

私は高二の途中から、友達と共にバレーボール部に入部した。バレーは体育でやっていて楽しいと思ったくらいで、特に深い理由はなかった。あの頃は、周りに追いつくのに必死で気付かなかったが、今思えばほぼ初心者であった私達に対して先輩達はすごく優しく教えてくれた。それは、その頃だけではなく今日までずっとそうだった。そして、部活以外の時でも気さくに話しかけてくれる先輩達が大好きだった。

そんな先輩たちと今日で部活をするのが最後だと思うと胸がギュッとなる。後輩を引っぱって盛り上げていくことができるのか不安になる。でも、時は止まらずに進んでしまった。

今日の試合では、立教の中でも高三生が主体のチームAと、高二と高一のチームBで分かれて行ったので、同じチームで共にプレーをすることができなかったのは残念だったが、その代わり先輩達も頑張っているから自分たちも頑張ろうと思えた。そして試合の途中、気が付いたら空は笑っていた。

結果は、チームAは見事優勝。引退にふさわしい結果だった。しかし、自分のチームBはボロ負けだった。こんなんで、今後大丈夫なのかと思った。でも同時に、先輩達がしてくれたことを、今後は自分達がする番なのだなと実感した。

帰りの車でふと空を見ると、頬を少し赤らめながら微笑んでいた。

(高等部2年生 女子)

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期末テストまで残すところ1週間とわずか。学期末も近いこの日曜日に野外研究会が最後の外出をしました。

外出先は “Seven Sisters” 。英仏海峡を望む白亜の崖です。校内英語記事読破競争のReading Marathon第1通過地点でもあるので、立教生にはよく聞くなじみ深い場所です。今回は昼食前に学校を出発、近くのスーパーでサンドイッチを購入して海を眺めながらピクニック!という計画でした。が、ブライトンの町の近くまで行くと車は大渋滞。結局サンドイッチはミニバスの中で食べることになってしまいました。

今回の参加者は小学校5年生と6年生。中学生も参加の予定でしたが、語学や音楽のプライベートレッスンと重なってしまって参加出来ませんでした。悪いこと続きの外出でしたが、目的地にたどり着いて小高い丘を登り始めると少しずつ雲が切れ始め、白亜の崖を眺められるビュースポットにつく頃には頭上の大きな空はきれいに晴れ渡り、どこまでも続く白亜の崖を見ることができました。

数十メートルはあるその崖縁には柵もなくロープも張ってありません。眼下には吸い込まれそうな大きな海が広がっています。どこまでも自己責任!というイギリスらしい発想にはビックリです。でもそのお陰で眼前には遮るものは何もなく、絵葉書のような美しい風景が広がり、午後の光がキラキラと海面に輝いていました。

長い階段を下りて崖の下まで行くと、今度は打ち寄せる波としばし戯れ、そのあとは近くのティーハウスで休憩。ハッピーエンドの外出に話は弾み、参加出来なかった先輩達へのお土産話もできました。2時間かけて来た甲斐のある、「今学期最後」にふさわしい外出となりました。

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