屋上庭園に咲いているカモミール。感性の鈍い私は雑草?と思って抜いてしまいそうですが、よく見ると小さくても凛とした趣を感じます。古くから薬草として使われ、ハーブティーとしてもなじみ深い草花。

 

でも、雑草もよーく見るとそれぞれ趣がありますが・・・。

 

話がちょっとそれてしまいましたが・・・屋上で5年生理科の授業でのこと・・・

 

 

 

 

 

 

 

みんなで、花をじっくり観察していました。

 

 

観察しながら、理科の山田先生が虫媒花(ちゅうばいか)の話をしていました。

 

花(植物)は、受粉をするために、様々な工夫をしていてます。その一つとして花の中の蜜と花粉(どちらも昆虫は大好き)をエサとして昆虫をおびき寄せる。そして昆虫の体に花粉がついてそれが運ばれ受粉する。

 

それだけではありません。花たちは、昆虫を呼ぶために「ここに、おいしいエサがあるよー!」と目立たなければならない。様々な花の形、色・・・。

 

しかしここで問題が・・・、昆虫の目はヒトに比べて人が綺麗と感じる色を見ることが出来ない。ではどうやって目立つ工夫をしているのか・・・。

・・・実は昆虫たちは、ヒトに比べ紫外線を感知することができます。

 

 

 

 

 

 

 

この綺麗なチューリップの花のなかは、紫外線を見ることができる昆虫の目から見ると花びらの色より中央の花粉の部分が目立つようになっています。

 

 

 

 

 

 

 

虫の眼から見ると花中央の部分だけ目立つようになっているそうです。

子どもたちは、ヒトと昆虫の視覚の違いに不思議さを感じ、いろいろな花を観察していました。

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、このビオラの花はどうなふうに見えるのかな?」

 

「不思議だな。」「なんでだろうな。」体験を通じて学ぶ意欲を育むヒントは学校にはたくさんあります。

 

さとえ学園小学校

進路入試センター

齊藤喜一

 

 

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