先日、学校にアオウミガメの赤ちゃんが2頭やってきました。
なぜ、学校にアオウミガメがやってきたのかというと、
埼玉県は海がない県で、そんな海のない県でも海の活動に協力できないか、
また、絶滅危惧種の生き物を守ることができないのか、と考えたところ、
NPO法人ELNAという団体が行っているジョイントブリーディングに
参加することにしたからです。
このジョイントブリーディングとは、小笠原諸島の父島で産卵され、
ふ化したアオウミガメの赤ちゃんを少し大きく育ててから、
故郷の海へ放流することです。
少し大きくすることで、体が大きくなって泳ぐ力も強くなり、
大きな魚や鳥などの外敵に襲われにくくなるため、
アオウミガメの生存率を高めることができると考えられている活動です。
(この活動を行っているNPO法人ELNAは、
海洋生物及びそれらを取り巻く海洋環境を保全しています。)
このジョイントブリーディングは、生物部が主となり育てていきます。
目標となる大きさは、甲羅の長さ(甲長)が約20cm。
放流は、2019年の7月末の予定です。
生物部の子どもたちと一緒に、水槽に入れました。
そして先日、アオウミガメの身体測定を行いました。
真剣な眼差し…。
どれだけ成長したのか、定期的に測定を行います。
ちなみに今回の測定結果は、
体重 37.6gと37.5g
甲長 6.0cmと5.9cm
でした。
絶滅危惧種であるアオウミガメを通して、さとえの子どもたちが
環境問題や自然保護、絶滅危惧生物などについて考えられるような人に
成長してほしいと思います。
これから、2頭の名前を募集して決めたいと思います。
素敵な名前がつくといいな~(^O^)
決まりましたら、ご報告いたします!
さとえ水族館 住友 幸子 >゜))))彡