5日目
今日も朝から快晴です!
今日はアオウミガメの放流の日でもあり、東京へ帰る日でもあります。
バスに揺られ、小笠原海洋センターへ。
まずは、『小笠原諸島のアオウミガメ』についてお話を聞きました。
子どもたちの表情は真剣そのもの。
人間とウミガメの関わりや、生態、海洋漂流ゴミなど、多くのことを学ぶことができました。
次に、施設見学です。
アルビノのアオウミガメや淡水ガメ、孵化場を見学しました。
さらに、孵化したばかりの仔ガメを見ました。
「ちっちゃーい」
「かわいい」
みんな、仔ガメの可愛さにメロメロです(*^_^*)
次は、エサやり体験です。
子どもたちがアオウミガメにエサをやりました。
「この子にあげたかったのに、他の子に食べられた―」なんていう声が。
お目当てのアオウミガメがエサを食べてくれなくて、残念(>_<)
次は、甲ら磨きです。
2人1組になり、担当するアオウミガメを持って・・・
落とさないようにね!
ちょっとにおいも嗅いでみたり・・・
甲らもお腹も磨きます。
動いてしまわないように押さえていますが、なかなかの力です。
悪戦苦闘しながら、きれいに磨いていきました。
いよいよ、放流です。
今まで育ててきたアオウミガメ、『げんき』と『えがお』とのお別れです。
その前に、身体測定を行います。
教えていただきながら、子どもたちが行いました。
次に、標識をつけます。
この標識は、どこかの海や浜で発見されたとき、貴重な情報として役立ちます。
3カ所に標識をつけます。
この標識をつけるのも、子どもたちの手で行いました。
ちょっと痛そうですが、アオウミガメのためだと思って、みんな頑張ります。
代表して、生物部の子どもたちの手で放流しました。
「頑張ってねー」
「またねー」
『げんき』と『えがお』が見えなくなるまで見送りました。
子どもたちも、少し寂しそうでした (;_;)
孵化したばかりの仔ガメたちがいるので、4代目となる2匹を生物部の子どもたちが選びました。
「この子が元気そう!!」
また1年間育てて放流すれば、アオウミガメの保全につながると信じ、子どもたちも意気込んでいます!
子どもたちが書いた、本日の日記をご紹介します。
“海洋センターでウミガメの勉強をしました。次にアオウミガメの甲ら磨きをしました。
アオウミガメのお腹がやわらかかったです。
最後に、アオウミガメに標識をつけて放流しました。
別れるのは少し悲しかったけど、それぞれの道へ歩む姿がかっこよかったです。”
“今日、海洋センターへ行きました。
そこではアオウミガメの甲ら磨きや、エサやりをしました。
一番感動したのが、放流です。
今、アオウミガメがどうしているか、ときどき考えます。”
子どもたちの日記にも書かれているように、海洋センターでの活動、
アオウミガメの放流は心に残る体験となったようです。
海洋センターを後にし、昼食を済ませ、お買い物ターイム!
みんなお小遣いを握りしめ、家族や兄弟、自分へのお土産を選んでいました。
真剣そのもの(^O^)
長いようで、あっという間だった6日間の小笠原体験学習。
おがさわら丸に乗り込み、いざ東京へ!
25時間半の長旅です。
船に乗り込んで甲板へ出ると、父島のたくさんの方たちがお見送りに来てくださいました!
「いってらっしゃーいっ」
また、父島に来てくれることを願って、島の方たちは見送りのときに、『いってらっしゃい』と声をかけます。
子どもたちも
「いってきまーーーーーす!!!」と大きな声で応えていました。
お世話になった宿のコックさんにも、お見送りに来ていただいて、子どもたちも大喜び☆
「ありがとうございましたーーー ご飯、美味しかったですーーー(^O^)/」
子どもたちからは、
「また来年も来たい!」
「父島に住みたい!」
と、父島での生活が、とても良かったみたいですね。
出港すると、他の船がおがさわら丸をお見送り。
「いってらっしゃーい」のあとに、船からダイブ!!!
子どもたちは大大大興奮!!!
興奮冷めやらぬまま、父島を後にしました。
甲板から夕日を眺めて本日、終了!
6日目
船での生活も慣れた様子の子どもたち。
船酔いの心配もなく、一安心です。
昼過ぎに、海上自衛隊の潜水艦が浮上訓練しています、という船内放送が!
慌てて甲板へ行ってみると、おがさわら丸のちょうど真横に見えました!!!
(ちなみに、9時の方向です!)
大きなクジラみたいですね。
大迫力!
竹芝桟橋には、保護者の方がお迎えにいらっしゃっていて、
「お帰りなさーーーい」の声に、
みんな「ただいまぁ~(^O^)/」
子どもたちは様々な体験をし、たくましく成長したような気がします。
大きなケガや事故もなく、無事に終わることができました。
この体験が、子どもたちにとって大きな糧となることを願います。
さとえ学園小学校
さとえ水族館 >゜))))彡
住友 幸子