進路選択は成人にとっても永遠の課題(3)

 

大人になってからも進路選択は重要である。

私の学校にも、国語の教師として優れた実績を
残しながら、在職時に「社会保険労務士」の資格
を獲得し、退職と同時に開業した先生がいる。

私自身も若い頃に税理士の資格を取得しておき、
退職後の活動に備えていた。 もっとも私の場合は、
本校での仕事に専念しているので、その資格を
活用することは、も うあるまいと思う。

会社、役所を定年退職した人々は、その多くが
年金生活に入る。しかし心身共にすこぶ る健康な
方が多い。

多摩湖の周遊道路を走っていたり、山に登っている
人にお会いすることがあるが、皆さん若々しく背筋も
ピンとしていて声も美しい。

こんな方々が、どうして 第二の社会活動にお入りに
ならないのか、私には不思議でならない。人それぞれ
であり、 余計な節介は遠慮しなくてはならないのだが、
世の中全体としては勿体ない話だと思うのである。

国家の手で、定年退職者の再教育、その後の職業の
確保に、もっと力を入れて頂 けないものだろうか。

 

その4につづく…

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