人は何故キレルのか(5)

 

幼児期には徹底的に厳しく育てるべきである。

自我の芽生えにつれて、教師も親も、じ りじりと
後退して行かなければならない。しかしその道
すがら、礼儀、人として踏み行う べき道はしっかりと
身につけさせていかなければならぬ。

そのような、人としての道、礼儀作法をしっかりと
身につけた人間は、たとえ身体的にどのような
弱点を抱えていようと も、修羅場に直面して、
大きな過ちを犯すことなく人生を全うする事が
できるのである。

御岳で出会った可愛い坊や、彼が適正な
服従精神を身につけ、長ずるに及んでは
人とし て生きる上で必須の要件たる礼儀と
克己心、自己抑制力を身につけた大人と
して育ってく れるよう、切に祈るのである。

<完>

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