偉人の伝記に親しませよう(7)

 

英雄の存在を否定し、小人物だけが「真実の人間」なのだ
と教える卑小な思想が、 教師のあるべき姿まで否定した。

私は小中高等学校の図書室に、もっと多く、また面白い
偉人伝を多くすべきだと思 う。そしてこのような本に
数多く触れるよう、子供たちを指導すべきである。

私も近く、三笠書房から「親が子に伝えたい偉人の話」を
出版する。また、さらに 一年を要するとは思うが、「公に
殉じた人々 1945 年を中心に」という本も出版する 予定
である。

人間は本来エゴイストではなく、愛する者のために死ぬことの
できる気高く、偉大 な存在である。それを自らの人生で証して
くれた、偉大なる先人の生き様を、明日の世代にしっかり継承
しなくてはならないと思うのである。

<完>

(平成19年3月25日『狭山ヶ丘通信』)

ページ
TOP