7月8日(土)図書館において、映画「新地町の漁師たち」(監督 山田徹 音楽 3日満月)の上映会を開催しました。

 
この映画は、福島県の北端にある新地町の漁師たちが、東日本大震災の被害に立ち向かう様を描いたドキュメンタリーです。

この日、会場には約40名が集まり、最初に図書委員生徒が新地町についての解説を行ない、その後、映画を鑑賞しました。作中に出てくる「俺たちはいつでも漁に出られるのに、現実には漁に出られない」という言葉が重く響きます。

上映後、感想や山田監督へのメッセージを記入する時間を取り、同時に、館内に設置した被災地レポートや震災コーナーを自由に見てまわる時間を設けました。帰りに震災に関する本を借りる保護者もおられました。

いろいろな災害報道が流れる中、あの震災を心に覚え、行動に移すことの意味を改めて認識させられます。

以下に、観覧者の感想をいくつか紹介します。

・福島県をはじめ、被災された方々が少しでも納得のいく将来が得られるよう願っています。
・たくさんの葛藤があることをこの映画が教えてくれました。
・反省させられる。考えさせられる。東京在住の私たちにとって人ごとにならないよう戒めていきたい。
・漁師さんの熱い思い、海を大切にしている思いが伝わってきました。
・この問題は時間がかかります。続編を作ってください。

尚、図書館では12月9日(土)、高度教養寄付講座第4回として「震災復興~本が果たした役割~」と題して、(公社)シャンティ国際ボランティア会「走れ東北! 移動図書館プロジェクト」南相馬事務所所長 古賀東彦さんの活動報告会を開催致します。

チケットは11月1日の配布を予定しています。

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