まもなく、巣立ちと出会いの季節

中学入試が終了し、2月12日には、新入生の入学準備会が行われました。

入試期間中は、多くの受験生や保護者の方に、待合室として図書館に足を運んでいただき感謝しています。図書館で出会ったすべての方々、保護者の方も受験生も、みなさまに、心の底から春にまたお目にかかりたいと思いました。受験が終わって帰っていく背中は、大きくないはずなのに、誇らしげで、とても大きく見えました。

大学受験を控えた高校3年生も、私立大学の入試が山場を迎え、図書館で勉強する生徒は減りました。あとは、卒業を待つばかり、という生徒も増えています。

そして、若鳥が巣立ったあとは、小さなひよこさんたちがたくさん図書館にやってくる季節です。この学び舎は、111年の年月、巣立っていく若鳥と学びに来るひよこさんを見つめてきました。図書館の建物は、40年近く、それを見守っています。

春に向けて、念入りにお掃除をし、設備を見直します。先日、カーテンをロールスクリーンに付け替えました。

11インターエデュ_x

 

作業をしていると、ボランティアで手伝う生徒の輪が広がりました。偶然、居合わせた卒業生(元図書委員です)まで参加してくれました。

「今後、何十年という単位で、このロールスクリーンはここについているよ、卒業しても見に来てね」と、生徒たちに声をかけました。手伝ってくれた生徒たちもまた、立派な若鳥として巣立っていく日が来るでしょう。

ページ
TOP