聖学院中学校では、各学年に週1時間のL.L.T.(Learn Live Together:共に学び、共に生きるという意味の造語)という授業があります。

中1の1学期には、「大切な自分」をテーマに学びました。
2学期は「大切な自分」同士が良い人間関係を築いていくことを考えていきます。

第1回目はドラマ「ゲゲゲの女房」の一場面を題材に、グループで「これっていじめ?」をテーマに話し合いました。
それぞれの登場人物の気持ちを思いやり、反応を分析しながら、同じ情景が人によって違い、いじめの線引きが微妙であることを発見しました。

第2回目のL.L.T.では、自分だけの部屋を持つ権利、きれいな空気を吸う権利、自分の意見をきいてもらう権利、いじめられない・命令・服従・強制されない権利、毎日食べ物や水を与えられる権利、学校で勉強する権利等12個挙げられた権利の内、どんな権利が一番重要か?各自の優先順位を考えた後、グループ内で意見交換し、グループの優先順位を決めて発表しました。

それぞれに色々な価値観があり、一概に多数決で決められるようなものではないこと、他者を思いやり、その価値観を尊重していく大切さがわかりました。

聖学院中学校では、今後も継続して、「共に学び、共に生きる」意味を考えていきます。

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