中3中学行事が行われました!

中学生は、「中学行事」といって、中間試験にあたる5月考査と10月考査の終了日の翌日(高校生の試験の最終日)に、校外で学習をするという行事があります。この行事は、中学行事係の生徒が企画したコースを、係の生徒が手作りしたしおりのクイズを解きながら、各班で巡るウォークラリーのようなものです。春と秋の2回、目的を定めて企画します。コースには博物館や美術館、名所や史跡が含まれていて、初めて行く場所だという子もいます。しかし、それらを協力して見て回り、知識を深めたり、友情を温めたりします。

 

今回、中学3年生は5月27日に、「隅田川を歩こう」をテーマにして、清澄白河からスカイツリーまで歩きました。

 

第1チェックポイントは清澄公園。北の湖部屋を通過し、高台でたそがれる芭蕉像と閑静な芭蕉稲荷を見て、次は芭蕉記念館でチェックです。記念館には、松尾芭蕉などの江戸時代の俳句の短冊や掛け軸の他、『奥の細道』の行程を地図にしたもの、句に詠まれた土地の風景写真などが所狭しと並んでいました。松尾芭蕉については国語の授業でちょうど学習していたので、実際の作品や資料を目にして親近感が湧き、復習も兼ねられたようでした。

 

さらに進んで、吉良上野介屋敷跡や回向院を通り、第3チェックポイントの安田庭園でチェック。回向院では金運アップのために石削りをしたり、安田庭園では池の鯉を見て情趣を楽しんだりする生徒もいました。

 

そこから、隅田川を横に見ながら、浅草方面の岸をたどり、東京スカイツリータウンでゴール。「暑い」「疲れた」と、へとへとになった生徒もいましたが、ゴールのスカイツリーを目にして、もう一踏ん張り。誰も欠けることなく、たどり着いたスカイツリーは、達成感からか実際よりもずっと迫力があり、素晴らしく感じたようです。

 

途中で迷子になりかけても、地図を頼りにスカイツリーを一心に目指して、班で協力して歩きました。かなりの長距離でしたが、川沿いの風は涼しく、天気もよかったので、心身を鍛える清々しい散策になりました。

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芭蕉記念館にて。芭蕉になりきっていました。楽しそう。

 

青空の下の芭蕉像。夕方には回転して向きが変わるとか。 

青空の下の芭蕉像。夕方には回転して向きが変わるとか。

橋が多くて渡るところを間違えてしまう班も。 

橋が多くて渡るところを間違えてしまう班も。

隅田川にて。浅草方面へ向かう橋を目指す様子。まだまだ歩けそうな元気さ。 

隅田川にて。浅草方面へ向かう橋を目指す様子。まだまだ歩けそうな元気さ。

ゴールのスカイツリーはもう目の前。ラストスパート、がんばれ! 

ゴールのスカイツリーはもう目の前。ラストスパート、がんばれ!

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