第5回目となる「成城版エンパワーメントプログラム」が8月7日(月)から11日(土)の5日間実施されました。カリフオルニア大学を中心とした13名の大学生と2名の講師を本校に招いて、中学3年生から高校2年生の64名の希望者が毎日6時間、5日間の英語でのプログラムに参加しました。彼らは、1学期に2回の事前研修と、エンパワーメントプログラム開発者であるカリフォルニア大学教授藤田先生の講演を受講しました。

今回は、64名の生徒を「Basic」と「Advanced」の2つのコースに分けて行いました。日々のセッションでは基本的に5名の生徒と1名の大学生が1グループとなり、それぞれのコースがやや大きめの2教室を利用し、2名の講師(ファシリテーター)の方が、それぞれのグループを統括してプログラムを進行しました。

お世話になったファシリテーター

お世話になったファシリテーター

それぞれのテキスト

それぞれのテキスト

初日の「Basic」まだ表情が硬いです

初日の「Basic」まだ表情が硬いです

初日の朝、小講堂で行われた全体でのオープニングセレモニーでは、生徒の表情は硬く緊張している様子でした。教室に分かれた後も、つい気心の知れている友人同士で集まってしまいます。事前研修とあらかじめ渡されているプログラムテキストの予習をして参加している生徒ですが、思うように言葉が出てこないため、コミュ二ケーションがうまくいかない様子でした。しかし、大学生(グループリーダー)やファシリテーターと接していくうちに、英語で話すだけがコミュニケーションのとりかたではないことに気づいた生徒達が、ボディランゲージを利用して次第に自分の伝えたいことを伝えられるようになっていきました。

表情にも笑顔が 「Basic」地下体育室

表情にも笑顔が 「Basic」地下体育室

ポスターセッションの様子「Advanced」

ポスターセッションの様子「Advanced」

今年のディスカッションで扱われたテーマは、「My Identityについて考える」「ポジティブシンキングの重要性」「AIの発展によって未来はどう変わっていくか?」など本当に様々です。難しいテーマもありましたが、生徒たちはグループリーダーと様々な意見交換をしながら積極的に考えることの大切さや、伝える姿勢を徐々に学びとることができるようになっていました。また、「Basic」のコースでは地下体育室を使って、「海外の遊びを体験する」「新しいスポーツやゲームを考案する」といった活動を行い、言葉(もちろん英語)と体(ボディランゲージ)を駆使して、まさに体当たりで臨んでいました。

最終日は、このプログラムの締めくくりとして個人プレゼンテーションが行われました。午前中は、グループリーダーに最後のアドバイスを受けながら、それぞれが、プレゼンテーションの仕上げを行いました。そして午後は、いよいよ本番です。「Basic」コースは教室、「Advanced」コースは小講堂で、それぞれお招きした保護者の方々を前にプレゼンテーションを行いました。ひとり3~4分の短い時間ですが、どの生徒も自分の思いを頑張って英語でスピーチしました。

プレゼンテーション=Basic

プレゼンテーション=Advanced

プレゼンテーション=Advanced

クロージングセレモニーの様子

クロージングセレモニーの様子

プレゼンテーション終了後、全員が小講堂に集まりクロージングセレモニーが行われました。ファシリテーターから、生徒全員に終了証が渡され、その後、各グループリーダーから挨拶があり、閉会後参加者全員で記念撮影をしました。その後も生徒たちと保護者の方も交えての記念撮影会となり、いつまでも別れを惜しんでいました。

感謝のハイタッチ

感謝のハイタッチ

お世話になったグループリーダーの方々

お世話になったグループリーダーの方々

 

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