CIMG0564CIMG0566初等部では毎週火曜日の朝、講堂で朝礼を行います。今週は浅野学園長がお話をしました。浅野先生のお話は、昔話の素話です。素話とは、道具を持たずにするお話です。絵本の読み聞かせとは違い、お話をいったん自分のものにしてから聞き手の様子を見ながらお話をするので、事前の準備が必要です。でも、絵がないために話し手も聞き手も想像しながらお話を共有できることは素話のいいところです。年間で10回ほどいろいろな昔話をしてくれるので、子どもたちは楽しみにしています。

今回のお話は「山伏とこっこだぬき」というお話でした。たぬきを驚かせた山伏が、逆にたぬきに化かされて驚かされるというお話です。ちょっと怖い場面もあるお話でしたが、1年生も楽しんで聞いていました。低学年の頃から絵本の読み聞かせを聞いて育った初等部の子どもたちは、お話を真剣に聞いています。素話を通して、先生の伝えたかったことを自分なりに感じ、考え、心が育っているのではないかと思います。

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