月曜は子どもたちの大好きな「手作り」の時間があります。昨日はビニール袋を使って、たこを作りました。今回使った材料はビニール袋でもあまり柔らかくないもので、子どもたちは慎重に慎重につなぎ目を裂いてたこをつくっていました。

竹ひごをビニールに貼り、短い凧糸を横に貼り付けます。そして今回の一番の難関ポイントは、短い凧糸に長い凧糸を結びつけるところです。

そこまで順調に進んでいた子でも、突然「先生、やってください。」と甘え声になってしまうこともありました。しかし、「やってみたら?」と声をかけると、自分でチャレンジをしていました。教室内で、「かたむすび、できた!」という声がいくつか聞こえました。

最初から人にやってもらっていては、自分の成長・できた喜びを感じることはなかったかもしれません。もちろん、まだ友達や教員の助けが必要な子もいます。しかし、些細なことでも一つ一つできるようになっていく過程を見ていると、子どもたちの、自ら成長していこうとするパワーは大きなものだと、改めて感じます。

教室でたこが完成すると、みんな元気よく中庭に飛び出していきました。凧糸をしっかりと持って、思い切り走り回る姿。撮った写真を見ていると、顔つき、体つきもずいぶんたくましくなりました。(1年学年通信「大きな木」より)

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