海上交通安全法第十条の二

「条件付き運航」

自然的条件で船舶の航行に危険を生ずるおそれがある時は、危険を防止するため必要な航路外で待機すべき旨を指示することができる。

 

これを、我々に当てはめると・・・

那覇港から与論島へ向けて出港するものの、天候次第では「与論島」に寄港せず、次の寄港地「沖永良部島」、さらにその次の「徳之島」も通過し、「奄美大島」まで下船出来ない可能性もあるということです。

また、仮に与論島に上陸できた場合、天気予報によると与論島から修学旅行期間中に脱出できない可能性もあります。

しかし、生徒だけでなくT先生以下の引率の先生方も、南国の楽園「与論島」上陸を大変楽しみにしています・・・

生徒達の会話の端々に出てくる“与論島”という言葉に反応し、ホテルに到着したころは“ヨ”が付いただけでビクッとしていました。

生徒達の願いを何とか叶えたいと思い終日悩みました・・・

しかし、生徒の安全が第一なのでギャンブルに出ることはできません。

そこで、先生方に集合してもらい“決断”を伝えました。

先生方の表情も突然の決断で唖然としていましたが、ここは“チーム成立”対応が早いです。

夕食後に、生徒を一同に集めて説明する時間を作りました。

生徒を前に与論島断念の決定を伝えると、悲鳴に近いリアクションがありました。

しかし、理由を説明するや否や拍手が起こりました!

この理解力の高い生徒達に感動しながら、私は、「この修学旅行は99.9%成功する!」と、この時点で確信しました!!

幸い、本隊とは異なる“裏”の別働隊として動いていたので

大枠の行程は完成していました・・・

残すは、生徒達に最高の思い出をどのようにプロデュースするか!?

我々引率団の腕が試されます。

北海道は行程通り順調との連絡も入りましたが、「気象現象からすれば人間は無力」。

身を持って体感(Priceless/¥0)しているので全く気になりません・・・

この体験も立派な“アース・プロジェクト”です!!!

そんな中、私の隣でしきりに「寒い・・・」と言って鼻をすすっているU先生がいます。

とりあえず、無視・・・

という事で、怒涛の初日が終了しました。

 

~2日目~

予想通り「条件付き運航」のお知らせ・・・

6時20分発表なので、船会社も相当迷ったと思います。

切り替えの早い“チーム成立”は、本日は沖縄本島を北上します。

バス移動だけでも、育ち盛りの若人はお腹がすきます。

沖縄そば&ジューシー(沖縄風まぜご飯)

お腹が満たされたところで、恩納村にある景勝地「万座毛」

雨・・・セーフ!

皆さんここは沖縄ですよ~!?

そして・・・

圧巻!

沖縄モードのスイッチが完全に入りました。

明後日の文化体験の希望調査を夕食後に取りました。

夜はサッカーW杯予選がありましたが、画面が時々乱れます。

外の様子は、梅雨の沖縄体験“雷&暴風雨”(Priceless/¥0)・・・

笑うしかありません。

 

つづく

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