今年も残りわずか。1年の締めくくりとして、12月15日、中学生がベートーヴェンの「第九」を聴きに行きました。

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~生徒の感想より~

1年(男子)
「私は以前トランペットをやっていた。だからオーケストラのトランペットの音は高くてきれいで凄いと思った。合唱は1人ずつの声が合わさり、声が一つになっていて、さすがだと思った。」

1年(女子)
「歌声の大きさと響きの迫力に圧倒された。歌声が楽器のように感じられた。さらに合唱が加わると、音の波が洪水のように押し寄せてきて、音に飲み込まれる感じがした。とても圧倒的な迫力だった。まさに「喜びの歌」という感じがして感動した。」

2年(男子)
「指揮者の指示から繰り出される様々な楽器の音色、強さや優しさ、速度、さらにキリッとしたり、滑らかさが耳に入っていくたびに心が放たれ奥深さを感じた。全員が一体となっていくこの音色は誰にも真似できないと思った。」

2年(女子)
「中盤のチェロの低音が自分の心臓を叩いているように振動し、更に合唱も加わり一瞬にして心を掴まれた気がした。あのようなことはオーケストラだけでなく合唱にも通じることだと思うし、誰にも真似できない合唱は自分たちも創り上げられると思うから、これからある合唱コンに向け、少しでも努力して創っていきたい。」

3年(男子)
「僕はこの初めて聴いたオーケストラは、絶対一生心に残ると思う。チューニングを見ている時に緊張感が伝わってきた。演奏が始まると言葉では言い表せないほど体がゾワってして、感動して泣きそうになった。」

3年(男子)
「合唱を聴いて、自分たちの声とは全然違うなと改めて思った。そしてずっと聴いていた交響曲第9番という曲が、実はすごく長く、びっくりした。3分程で終わるような合唱曲を歌っている僕らからしたら、こんなに長い演奏をすることに驚いた。また、今までこんなに長い拍手なんて聞いたことがなかったので驚いた。今回の芸術鑑賞会では、今までに知らなかったこと、体験してこれなかったことがたくさんあったのでとても勉強になった。」

3年(女子)
「動き一つ一つが揃っていてとてもかっこよく、ベートーヴェンが何を伝えたいか、どのような心情でこの音楽を作ったのかが分かったような気がした。やっぱりクラシックは落ち着く。音一つ一つに抑揚があり、とても幸せな気持ちになったり、悲しくなったり、怒ったりしたようないろいろな感情があるように思えた。」

 

ほとんどの生徒たちにとって、初めて体験するオーケストラの演奏でした。
目の前の演奏は臨場感を感じられるもので、生徒たちは言葉では言い表すことのできない音楽の力、そして素晴らしさを新たに体感、発見したと思います。
また、演奏者、観客の緊張感から、最高の”音”を共有し合うために、お互いを気遣うコンサート会場でのマナーを肌で感じていました。

1月には中学合唱コンクールがあります。生徒たちがここで学んだことを活かし、仲間と共に築き上げた最高の演奏をしてくれることを願っています!!

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