瀧野川女子学園にはテニス部があり、軟式、硬式、もろともにあります。

コーチに聞くと、中学で硬式テニス部があるのは珍しいそうです。

部員が10人ほどのテニス部の硬式には、コーチが二人付いています。

今日は、テニス歴は17年、コーチ歴は10年以上の井田コーチにインタビューしてきました。

少しロングインタビューです。

井田コーチ

「テニスは、ルールはあるけど、そのルールの中で思い切り遊べ」が口癖の井田コーチです。

テニス部の練習前にコート脇で立ちながら話しました。井田コーチは、高身長ですので、低身長の広報は見上げてインタビューしました。

効率的な体の使い方を教えるようにしています。

広報 最近、テニス部は一段と熱心に活動しているようです。

井田 新人戦があったんですよ。高校一年生の子が、予選の4回戦まで行きました。15日から私学大会が始まります。

広報 それも期待できますね。ところで、中学生も硬式をやっていると聞きました。中学で硬式がある学校は少ないんですか。

井田 あんまりないです。ジュニアでやっている子、クラブに所属している子なんですが、中学に入っても、硬式がないんですよ。

広報 それが、瀧野川女子学園にはある、と。

井田 そういう子の受け皿になりたいですね。実際、今年はジュニアの埼玉県でランカーの子も入ってくれましたし。

広報 教えるのも楽しみですね。コーチは、都心の名門クラブでもコーチをなさっていると聞きました。

井田 ハイ。とても都心のJテニスクラブで入っています。マンツーマンもやっていますね。

広報 ハイソサエティーじゃないですか。

井田 あとは、個人契約ですね。プロを目指している子とか、学生とか。

広報 実際の部活では、打ち合う練習以外にどんなことをしているんですか。

井田 まず、活動は月水金土日、4-5日くらいです。

テニス部

ナイター設備もあるコート

広報 トレーニングとしては。

井田 コート上で速く走る練習をします。短いダッシュをトレーニングupに取り入れています。あとはコート上でジャンプとかですか。

広報 ストレッチとかもやるんですよね。

井田 動的ストレッチはします。可動域を広げるストレッチですが、やるのはむしろ練習後ですね。練習前に柔軟するとパフォーマンス落ちるからやらないんですよ。はじめは、5分ランニングです。

広報 それから、ラケットを持った練習になりますか。

井田 効率的な体の使い方を教えるようにしています。無駄な動きを減らすように。

広報 体に対して、無駄な負担を少なくして。

井田 やっぱり成長期の中学高校生なので。

広報 日々のトレーニングは、重要ですよね。

井田 月曜日は、二時間トレーニングにあてます。体幹トレーニングですね。

広報 テニスは、腕の力よりも足腰を使うと聞きました。

井田 サーブとなると、腕の力より足の力が伝わっているんですよ。7割くらいですね。

(ここで、もう一人のコーチが生徒とラリーを始める)

運動神経がいい人は体と脳のつながりがいい人だと思います。

広報 皆、よくあの速さのボールを目で追えますよね。

井田 目のトレーニングもしますよ。

広報 へえ。やっぱり目を動かすんですか。

井田 どこにどういう風に目を動かすかです。目も筋肉なんで。

広報 昔、西武の秋山が動体視力のトレーニングしているのを見たことがあります。

井田 プロスポーツ選手は、皆やっていますよ。あとはメンタルトレーニングも。

広報 え、メンタルトレーニングなんて、やっているんですか。やっぱり、調子のいい自分をイメージするとかですか。

井田 まずは、その前の段階でイメージするトレーニングを自分ができるようになるのが手始めです。

広報 たとえば。

井田 目を閉じてボールを赤色に変えましょう、とかですね。

テニスボール

(広報、頭の中で、目の前の黄色いボールを赤にしてみる)

広報 ううん、できているような、できていないような。

井田 そこから始めて、ゆくゆくは、調子のいい自分をイメージするところまで行きます。

広報 段階があるんですね。

井田 苦手なメンタルを見つけるトレーニングもしますよ。どういうプレッシャーに弱いか、集中すべき時に何か他のこと考えちゃうとか。

広報 集中力upですね。

井田 たとえば、1-50の数をばらばらにして20秒で順番に丸をつけてゆくとか。20秒以内で平均より下だったら、トレーニング増やすみたいなこともやったり、次は30秒にしてみたりとか。

広報 認知科学のデータ採集みたいですね。

井田 実際、コーチがデータを採って試しています。みんなに合ったトレーニングは何かな、プロがやっているトレーニングを噛み砕いてやるように心がけています。

広報 頭も体も鍛えているんですね。

井田 運動神経がいい人は体と脳のつながりがいい人だと思いますし。意識してやっています。

井田コーチ

ルールはあるけれど、無限大、アイデアが大事なスポーツだと思います。

広報 自分で練習からして試行錯誤するようになりますか。

井田 練習も取っ払ったメニューを意識して、決めるところは決めてそこから自由という感じです。

広報 選択肢をあげて自由、みたいな。

井田 そうですね。一緒に考える時間も取るようにしています。

広報 よく、コーチと選手が話しているのを見かけます。

井田 練習と練習の合間の会話も大事にしています。戦術の確認につながるということもありますが、周りから見るとかなり自由に見えると思います。休憩長いんで。

広報 休憩はどれくらいしているんですか。

井田 1回10分。休んで話しますね。僕も監督ではないので、コーチも選手と同じ目線にある方がいい。ただ教えるんじゃなくて、ティーチングとコーチングの違いは意識しています。

広報 コーチとと選手の考える時間が長いということですね。

井田 今の所、中高合わせて、10人ほどなのですが、少数精鋭だからこそ教えられる方法でやっています。選手とコーチとが打つ時間が長いのが特徴です。

広報 では、まとめとして、テニスの醍醐味を。

井田 アイデアと発想が大事。うちの学校と同じですね。ルールはあるけれど、無限大、アイデアが大事なスポーツだと思います。

広報 最後に、受験生にメッセージをお願いします。

井田 遊び心が大事、まずは楽しくテニスしてもらえればいいかなと思っています。では、練習入ります。

広報 本日は、ありがとうございました。

(井田コーチ、跳ねるようにしてコートに入る)

中学硬式テニス

 

取材時は、校庭でテニス部のインタビューをしていたのですが、上着が必要でした。

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インタビュー後も残って、練習の模様を撮影しました。

広報の使っているカメラは、ズーム機能がないので近づくしかありません。

ラリー中に、ネット脇でうずくまりながらの取材はスリルがありました。

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