ごきげんよう。

前回のブログで、歴史研究部の鎌倉ミステリーツアーについてお話ししましたが、今回は番外編として、鎌倉の美味しい食べ物をお話しします。

鎌倉は、海と山に恵まれている地域なので、魚も野菜も美味しいものばかりです。このミステリーツアーの昼食場所として選んだ「秋本」というお店は、美味しい魚と野菜の両方を楽しめるところです。小町通りから細い路地に入ったところにある秋本はとても人気のお店で、常に行列になっています。このお店の一番の名物は、「生シラス丼」です。新鮮な生シラスが取れた時にしか提供されないそうなんですが、この日は少し手に入ったそうで、数量限定で食べることができました。この生シラス丼には、シラスと生シラスが載っていますが、それぞれ違う食感を楽しめました。

 鎌倉には、京野菜に並んで有名な「鎌倉野菜」があります。顧問の先生から、なぜ鎌倉の野菜は特別と言われているのかを教えていただきました。鎌倉は、海と山に囲まれていて、とても温暖な地域であることが一つの理由ですが、もう一つは歴史的な理由です。関東は、富士山や浅間山などの噴火によってできた関東ローム層の関係で火山灰が多なっています。火山灰は水捌けが良いため、野菜を育てることはできますが、質が落ちてしまう傾向にあります。しかし、鎌倉はその火山灰の影響が少なかったため、味が濃厚で、甘さのある美味しい野菜がとれるようになったそうです。「野菜」という身近なものにも歴史的な背景があることに「なるほど!」と思いました。
 途中で訪れた長谷寺にあるお茶屋さんで休憩をとりました。美味しい抹茶やお団子、ぜんざいなどを楽しみました。そこで、もう一つ、先生からクイズが出されました。「鎌倉の多くのお寺のお茶屋さんで提供している食事は何でしょうか?」答えは和食のような感じがしますが、実はカレーなのです。カレーはインドの食べ物なのに、なぜ日本のお寺で提供されているのでしょうか。理由はとても単純で、仏教がインドから伝わってきたからです。歴史という視点で見ると、今日1日行った全ての出来事には歴史的な背景があり、今まで教科書で学んできた知識とつながっていく面白さを感じました。
てらどら焼き。お皿がハスの花の形です。
抹茶ときんつば。きんつばは甘さ控えめで、抹茶に合います。

次に歴史研究部が実地検証を行いましたら、またご報告します!

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