「東方浄瑠璃浄土薬師瑠璃光如来」。
これって、通称、何と呼ばれている仏さま? 「医王如来」とも呼ばれるそうですよ。
そうですね。
冒頭の14の漢字で表される仏さまは、私たちの身と心の病気を救ってくださる「薬師如来」の本名ということですね。
実は、10月31日(水)から二泊三日で、中学3年生の修学旅行の引率で、「京都・奈良」へ行ってきました。「薬師寺」(奈良)での法話で取り上げられた話題の一つでした。
「薬師如来の右が日光菩薩、左が月光菩薩。この2つの菩薩は、いわば看護婦だ。まだ人間味を残しているから多少の飾り物を身につけているんだ」
このことも印象深かったお話でした。
更に続けると、
「塔はみな、お墓である。誰のお墓か?」
「仏陀」
「『仏陀』はお坊さんの総称だぞ」
「釈迦!」
「うん、あってるんだけど、呼び捨てやめよ。
上から目線はやめよ。
敬意を払って呼ぼうな。『お釈迦様』。
インドにあるお釈迦様のお墓、ストゥーパーと呼ぶんだぞ」
(写真は「八坂の塔」)
最後にもう一つ。
「俺の話が面白いかどうかは君たち次第だぞ」
「俺のせいにするな」
「面白いと思うかつまんないと思うかは自分で勝手に判断しているだけ」
「今の子どもはそれをみんな人のせいにするよな」
「勉強、考えてみな」
「数学だって英語だって、やっていて面白いなと思って聞いていたりつまんないと思って聞いていたりするだろ」
「たいがい、面白いと思って聞いている生徒は点数が良いんだよな。つまんないと思って聞いている生徒が点数、悪い。だいたいそうだろう」
「でも、人のせいにするだろう。先生が悪いだとか教え方が悪いだとかな」
「なぜ、人のせいにするんだ。それは楽だから」
「仏教では奇跡ということはないんだぞ。結果に対しては必ず原因というものがあるんだぞ」
…みんなで登山