国語の授業は「読みに始まり読みに終わる」とよく言われます。
新渡戸文化小学校では「読む」授業を長い間大切にしてきています。
音読力の向上を目指して始まった「音読発表会」は20年以上も続いています。
普段の授業の読解や読書の授業などの言葉の学習と結びつきながら、
基本的な「読み」の力が身についていきます。
また、並行して書く力を育てる作文指導にも力を入れています。
日記や作文を朝の会や授業で取り上げたり、学級通信で紹介したりして
クラスで読み合い感じる力を育て、その集大成として全校児童の
文集『ぶどうの実』を毎年作成しています。
そんな新渡戸文化小学校の「国語」の持つ楽しさ、美しさ、力強さを、
聴覚・視覚、五感の全部を通じて体感できる行事として年2回の
音読発表会は設定されています。
前期は今回行われたクラス全員参加の群読の発表、後期は代表児童の
朗読です。
ことばが織りなすリズム、日本語の美しさを、耳で体で受け止め
体験できるのが、新渡戸文化小学校の発表会なのです。