13日目
午前中いっぱい使ってさよならパーティーの準備をする。
各自でホストファミリー宛ての手紙やプレゼントするための栞を作る。日本から和柄の綺麗な紙や和紙などを持って来ていたようで、それらを切り貼りしたり折り紙などで装飾したりして、驚くほど素敵な手紙となった。学校で教えたことではない。家庭での日常生活の中で自然と身につけてきた文化なのだろう。日本人としての血を感じて感心させられた。
次に各グループで行う出し物の準備をおこなう。3つのグループがあり、二人羽織班、福笑い班、ビンゴ班とに分かれる。加えてオーストラリアでそれぞれが撮った写真をムービーにして流す予定だ。こういう作業も好きなようで楽しみながら一生懸命だ。
結局準備は午後いっぱいまでかかり、その後一旦家に戻ってからホストファミリーらと学校に再集合する。
予定時間よりも15分ほど遅れてスタート。まずは一人一人に校長先生から直々に修了証が渡される。そして各自が自分で用意した手紙と栞をホストファミリーに手渡しする。心のこもったプレゼントを喜んでもらえた。
それではご歓談を、と思いきやすぐにパフォーマンスを始めてくれということで、大急ぎで福笑い班から始める。まずは紙に大きく描いた顔を見せ、目隠しをしてやり方を説明する。初めは「なにをやっているんだ?」というような空気であったが、実際にホストファミリーの子どもたちにやってもらい、仕上がりを見せると「ああ、そういうことか」と笑いが起こった。体験希望者も多く盛況だ。
次は二人羽織である。二人羽織専用の、床屋の体を覆うエプロンのようなものを2人で被り、ペットボトルのキャップをはずして飲むパフォーマンスや、カップヌードルを箸を使って食べるパフォーマンスを披露。ぎこちない様子や顔を汚す姿に笑いが起こり、喜んでもらえたようでほっとした。体験希望者を募ると小さな子どもやバディの子たちも参加してくれて盛り上がった。
3つ目はビンゴ大会。これは万国共通で楽しめるゲームだ。開始数分後に最初のビンゴが出て賞品をあげる。高価な物ではないが、和風の綺麗なデザインの品に喜んでもらえた。いいものがもらえそうだ、と楽しんで参加してもらえた。
いずれの出し物にしても司会者がよく盛り上げてくれたおかげで、来てくれたバディやホストファミリーみんなが楽しんでくれた。出し物の間は生徒たちが紙皿にクッキーやケーキ、寿司など(すごい組み合わせ)を乗せてみんなに配ってくれた。
ついでのパフォーマンスとして僕の弾き語りを聞いていただいた。曲はThe BeatlesのIn My Lifeを。これまで出会った全ての人に感謝を捧げるという内容の歌詞であり、すこしでも伝わればと思ったのだが、まあ緊張でグダグダに。
最後は生徒たちの2週間の間に撮った写真をムービーにしたものをながした。それぞれがどう過ごしていたのか、選んだ写真を見れば「楽しかったです。ありがとうございます。」という気持ちがよく伝わってきてジーンとさせられた。
終了時間になり特に閉会の挨拶もなくバラバラと解散となったが、皆が満足そうな表情を浮かべていた。よい夜となった。

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第2回学校説明会 9/8(土) 10:00~11:30  予約受付中

水曜ミニ説明会 9/12(水),26(水) 10:00 1か月前から予約開始

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