昨日の新型コロナウイルスの感染者数が、東京都は7000人を超え、千葉県・埼玉県を合わせると、11000人を超えています。中学生・高校生の罹患者も爆発的に増加しています。そのほとんどが軽症者であるということですが、後遺症等の心配もあり軽視することはできません。また、それぞれの家庭において、兄弟が受験生、高齢者と同居等の様々な事情があるということを重く受け止めなければなりません。
その様な中で、本校における現状としては、感染を概ね抑えることができています。これはひとえに皆さんが、毎日の健康観察・入り口の検温・消毒・黙食等に協力し、家庭共々高い意識を持って取り組んでいただいている結果であると、心より感謝しています。

本校としては、皆さんの安全を考えると、感染が起きてから対処するのではなく、起こさないようにすることが重要であると考え、一定期間、オンライン授業により登校を制限することといたします。これは皆さんからアンケート通して意見を聞き、教職員で協議の上、私の責任のもと決定させていただきました。皆さん一人一人の意見に十分お答えすることはできないと思いますが、その点はご了承ください。

 詳細につきましては
・1月24日(月)より、オンライン授業に切り替える。
 授業集中の観点から登校を希望する生徒は、登校希望書の提出、感染対策の遵守を条件に許可する。

・授業体系は1時間を45分授業とし、Webカメラ設置等の準備のため休み時間を15分とする。

・英検と河合模試は希望者のみの受験であるため、各自感染対策を講じて受験する。

・クラブ活動は、生徒の心身の教育上、重要であるとの見解から、週3回、2時間以内の活動を許可する。
 クラブ活動参加者は、登校して授業を受けている者に限る。

・自習室の利用は、登校者に対して許可する。
 3年生の利用の妨げとならないように十分配慮をする。

・3年生の直前対策は対面で実施する。

本日、明日の間にオンライン授業に必要となる準備をしておいてください。また、高校2年生は3月に修学旅行を控えています。かけがえのない行事ですので何としても実施したいと思っています。生徒の旅行委員が主体的に準備を重ねてきている旅行です。現時点では、出来ると思い更なる準備をお願いします。

この新型コロナウイルスの影響は、私たちだけに降りかかっているわけではありません。全世界共通の災難です。今、私たちにできるのは、この災難を受け止め、すべてを自分の力に変え、前向きに進んでいくことだと思います。オンライン授業に対し、どうすれば自分にとって効果をあげることができるのかを、各自で探究し乗り越えていきましょう。

令和4年1月20日
校長 井上 実

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