高校2年生では、理化学研究所と編集工学研究所の協力のもと探究型読書に取り組んでいます。
探究型読書とは、普段読んでいる本をいつもとは違った視点で見ることを通じて、自分の興味・関心や、自らの視野を広げるとともに、考える力を養っていくことが目的です。
現在の富士見は、出席番号の前半と後半に分かれての分散登校となっていますが、オンラインとオフラインを併用しながら探究型読書を進めています。
本来であれば、LearningHub(図書館)での実践予定でしたが、オンライン・オフラインでも取り組めるようLearningHubと協力し、「科学道100冊」を中心に本をあらかじめ選び、生徒に1冊ずつ渡しました。
本の表紙と目次をじっくりと見て、この本がどのような内容なのか想像するとともに必要な情報を取り出していきます。
「科学道100冊」とは、科学者の姿勢や思考プロセスなどをモデルにして、理化学研究所と編集工学研究所が共同で選書されたリストのことです。詳しくはこちらをご覧ください。
本から取り出した情報をポストイットにキーワードを書き出し、順序だてて組み立て、帯づくりを通して本の紹介をします。この活動では、筋道立てて文章を構成する力をつけていきます。大切なことは、その本の内容があっているかどうかではなく、想像したり文章をつなげたりすることを通じて考えることです。
生徒からは「本の表紙や目次だけで、連想することは難しかったけど、すごく考えて試行錯誤した」という感想がありました。
探究型読書は始まったばかりですが、今後生徒たちがどのように考える力を育てていくか楽しみです。

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