高校1年美術選択者は、【デザイン思考】に関する授業に取り組んでいます。この授業は高大連携プログラムとして、武蔵野美術大学デザイン・ラウンジおよび、造形構想学部クリエイティブイノベーション学科(以下、略称:CIと表記)にご協力いただいています。

大学より、CI教授の井口先生とCI講師の西山先生にお越しいただき、5時間に渡り【デザイン思考】を深めるための活動を行っています。本時は導入として【デザイン思考】の【①さぐる、②きづく、③ひらめく、④つくる、⑤ためす】サイクルをダイジェスト版として体験しました。生徒達はペアワークで、お互いの「好きな食べ物、お菓子の食べ方をデザインする」ことを通してデザインサイクルを回しました。顕在化していない課題を発見するために、相手へのインタビューを元に、「インサイト(本当の困りごとや願望)」をみつめます。
CIの1期生で本校卒業のOGも協力してくれており、活動に加わって一緒に学びを深めるサポートをしてくれました。インサイトから短時間でアイデアを発想した後は、すぐに相手へ提案してフィードバックをもらいます。次回以降の課題では、フィードバックを踏まえてデザインサイクルを再度回しながらアイデアを深めていくのですが、本日は導入のため、流れを知るところまでです。取り組みやすいテーマで生徒に分かりやすく【デザイン思考】を導入してくださり、楽しみながら活動していました。

今回の高大連携プログラムにあたり、大学からは次のようなメッセージをいただいています。
「今回、学校法人武蔵野美術大学が、富士見高校様の授業にコンテンツ協力をさせていただいたのは、美術大学における見えない力に触れ、若いうちから養っていただきたいと考えたからです。見えない力とは、単に絵を描く・ものをつくるということではなく、自分自身で観察・課題を見出すこと、何を乗り越えていくかを決めること、です。そのような土台となるスキルを養っていただきたく、富士見高校様に協力させていただきました。」
生徒達は、そのような創造的思考力を養うために、アートおよびデザインのプロセスを通じて、【デザイン思考】にとどまらない、感性と論理を繋げる学びを深めていきます。

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