高校1年生は美術の授業で、「テキスタイルブランドをデザインしよう」という活動に取り組みました。
チームを組み、コンセプトやターゲットを決めたブランドを想定します。メンバーは一人一人がそのブランドのデザイナーになり、ターゲットに提案したいテキスタイル商品を考え、パターンの柄を発想します。

メンバー個々が持つ、コトバの奥にあるイメージを共有して擦り合わせるために、「ムードボード」を制作しました。個々分かれてパターン制作を行う際も、「ムードボード」を参考にしながら、ブランド「らしさ」を大切にします。

パターン制作では、ワークシートや配色カードを活かしながら、各自のイメージをビジュアライズしていきます。パターンの1マスのみを絵具で着彩し、1マスを写真撮影してから、iPad内でパターン化しました。
その後、自分の発想したパターンや商品を提案するために、プレゼンボードを工夫して制作。
ムードボードとチームメンバー全員のプレゼンボードを見せながらプレゼンテーションを実施、相互評価を行いました。
最後に生徒達は自身の活動を振り返ります。以下は振り返りコメントの抜粋です。

「最初は自分で商品を考えて,デザインするなんて無理だと思ったが、班の人と話し合ったり資料を集めているうちにドンドンアイデアが浮かんで楽しかった。ムードボードを作るとさらに発想が広がった。ターゲットやコンセプトの違いによってデザインや作る商品が違って面白かった。他の人のデザインを見るとそのグループのコンセプトが伝わった。」

「同じコンセプトで蝶を入れることになっていましたが、班の4人全員がレイアウトも、蝶の見方も違っていて驚きました。また、デザインしたものを拡大・縮小するだけでも違ったものが見えてくるので面白いと思いました。デザインは、デザイナー同士でも視点が違い、それを見る人でも視点が違うので、すごい多様性に富んでいるものだと感じました。」

「今回の活動は個人活動ではなくチームの活動だったため自分のイメージと友達のイメージをリンクさせる必要があり少し難しく感じられましたが、友達の意見やイメージを聞くこと、見ることで自分とは違った視点だったり同じコンセプトでもイメージしている色相、形、配置が違ったりととても面白かったです。私はチームの活動が今まで少し苦手でしたが今回の活動を通してチームでの活動の魅力を感じることができました。」

「テキスタイルブランドをデザインするにあたって、人と話し合い目指す目標(ゴール)を共に共有することで自分1人だけでは考えつかなかった案を相手とコミュニケーションする中で作り上げることが出来ました。それが、私にとってこの活動で1番得てよかったものです。」

今単元もまた、デザインを通して成長が見られました。

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