2019年6月9日(日)国際高専の学校見学会が白山麓キャンパスで開催されました。学校見学会では授業体験やキャンパスツアーを通して、参加者に国際高専を体験していただきました。今年1回目となる今回は17名が県内外から参加しました。オープニングではルイス・バークスデール校長による国際高専の全体説明、国際理工学科2年の本丸日菜さんによる学校生活の紹介、入試説明や奨学制度の説明などが行われました。その後のランチ体験では、白山麓キャンパスの先生と学生が参加者と一緒に食事をし、和やかな雰囲気の中で学校での生活について話を弾ませました。

午後からは2つの授業体験が行われました。エンジニアリングデザイン授業の体験では、デザインシンキングのアイデア出しとプロトタイプ試作の流れの一部を学びました。「イノシシが学校に侵入してきたらどうする」というテーマでブレインストーミングを行い、そのアイデアを赤外線センサーとプログラミングを使って試しました。

2つ目の授業体験は数学でした。国際高専は科学、技術、工学、数学を統合的に学ぶSTEM教育を実施しています。この授業では、、円周率「π(パイ)」を求める2つの方法を英語で学びました。参加者は、アラー・ホセイン先生の英語に熱心に耳を傾け、手の動きなどにも注目していました。授業をサポートしていた国際高専の学生は参加者たちに「最初から全てを英語で理解することは難しいが、1ヶ月程すると少しずつ先生の英語が分かってくる」「日本語で覚えて英語に変換するより、最初から英語で覚えた方が二度手間にならない」など実体験に基づいたアドバイスも飛び交っていました。

授業体験のあとはキャンパスツアーが行われました。ツアーでは、各科目が行われる教室、ラーニングセッション(夜の学校)が行われるLiving CommonsやLibrary and Work Commons、学生が生活する学生寮、体育の授業や自由時間に使用する体育館とトレーニングルーム、ものづくりの授業や部活で活用するMaker Studioなどでした。最後に国際理工学科 科長の松下先生からエンディングの挨拶があって終了となりました。

学校見学会は7月28日、8月25日、9月22日、11月3日にも行われます。詳細とお申し込みはこちら。また、8月8日~8日10日には国際高専のエンジニアリングデザイン教育を学生寮に宿泊して体験する3日間のサマースクールもあります。

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