◯はじめに

現在、多くの方たちが先の見えない不安な時間を過ごしているかと思います。そのような中、私たち教員も生徒たちに対して出来ることは何かを考え、色々と取り組んできました。今回は、その取り組みの一部をご紹介させて頂ければと思います。お読みいただいた方のお役に少しでも立てれば幸いです。

◯学級活動(HR等)

自宅学習期間中、生徒に規則正しい生活リズムで過ごしてもらうため、HRを行うという学年の方針の元、各担任が試行錯誤を繰り返しながらHR実施に向け取り組みました。4月中旬には、全てのクラスで8時30分よりMeetやZoom、ロイロノート等を使用しHRを行う体制が整いました。現在では、教員も生徒も操作に慣れ、簡単なコミュニケーションであれば十分に取ることが出来ています。内容も平常時と同様に出欠の確認、連絡事項の伝達、提出物の指導などを行っています。また、必要に応じてMeetやZoom等を使用して個人面談等も行っています。

◯授業・課題

自宅学習期間を迎えるにあたって、HRと同様に規則正しく生活してもらうため、時間割を作成しました。自宅学習期間が始まった4月は午前中の3時間のみでしたが、5月からは午後の授業も追加し、1日4時間の授業を実施しています。また、実技教科等は、その特質を踏まえ、時間割外で実施しています。現在、全ての教科の授業をオンラインで実施しています。

授業や課題については、各教科が工夫を凝らし行っています。授業は、動画配信やリアルタイムのライブ等で行っています。課題に関しては、オンラインでの提出が基本となっています。提出した課題は添削後、オンラインで返却しています。こうした課題のやり取りはほぼ毎日行っています。課題以外にも、教科によっては確認テストや小テストも適宜実施しています。形は様々ですが、すべての教科で課題が与えられています。また、オンラインで対応しきれない教材等は郵送しています。

◯その他

上述した取り組み以外にもオンライン学年集会、オンライン学年保護者会を実施しました。授業後にオンライン自習室、教科によるオンライン質問会も開設しています。教科担当にメールで直接質問できる制度もあります。また、学年全体にアンケートを実施し、生徒や保護者へのフィードバックも行っています。日々、出来ることや改善できることを探し、取り組んでいます。

◯最後に

教員も日々努力していますが、何より生徒たちがこのような状況の中、非常に頑張っていることには頭が下がる思いです。また、ご家庭の協力なしには、成り立ちません。この場を借りて感謝申し上げます。最後に、すべての方々が不安のない時間を過ごせる日々が1日も早く訪れることを願っています。

(高校1年学年スタッフ)

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